企業型DCとiDeCo|2022年改正後の併用ルール完全ガイド

iDeCo・年金

こんにちは、FPねこです🐾 会社で「企業型DC(企業型確定拠出年金)」に入っている人から、「iDeCoも併用できるの?」という質問をよくいただきます。答えは「2022年10月から原則OK、そして2027年1月からはさらに使いやすくなる」です。今日はこの併用ルールを、最新の改正もふくめて正確に解説します。

そもそも「企業型DC」と「iDeCo」って何が違うの?

どちらも「自分の年金を自分で運用して作る」制度ですが、お金を出す人がちがいます。

  • 企業型DC会社が掛金を出してくれる(会社の制度)。運用商品は会社が用意したラインナップから選ぶ
  • iDeCo:自分で掛金を出す(個人の制度)。運用商品は金融機関の幅広いラインナップから自由に選べる

どちらも掛金が全額所得控除になり、運用益も非課税という強力な節税メリットがあります。だから「両方使えたらもっとお得では?」と考えるのは自然なことです。

2022年10月から「原則だれでも併用OK」に

以前は、企業型DCに入っている人がiDeCoも使うには「会社の規約での承認」が必要で、実際にはほとんどの会社が対応していませんでした。それが2022年10月の改正で、原則すべての会社員がiDeCoを併用できるようになりました。

現行(2026年時点)のiDeCo併用時の上限は、月20,000円(企業型DCの会社掛金とあわせて月55,000円以内)です。ただし、会社が「マッチング拠出」を導入していて、あなたがそれを使っている場合は、iDeCo併用かマッチングかのどちらか一方を選ぶ形になります。

質問者
質問うちの会社、企業型DCに入ってます。iDeCoも始めたほうがお得なんですか?
FPねこ
FPねこその前にひとつ大事なことを言うにゃ🐾 iDeCoより先に、まず新NISAを優先してほしい。新NISAは運用益が非課税なうえいつでも引き出せる。iDeCoは原則60歳まで引き出せずロックされるから、教育費や住宅資金にも備えるなら新NISAが先。新NISAを満額使い切れる入金力ができてから、iDeCo併用で所得控除の上乗せを狙うのが正解だにゃ。iDeCoなら会社のDC商品より優秀なオルカン・S&P500を自分で選べるのも利点。ただしマッチング拠出をやっている場合はそっちと選択になる点に注意だにゃ。

【2027年1月改正】併用がもっと使いやすくなる

さらに朗報です。2027年1月から、iDeCoの拠出ルールが大きく変わります

  • iDeCo単体の上限(月20,000円)が撤廃され、企業年金(企業型DCなど)とiDeCoの合計で月62,000円まで拠出できるようになります
  • 加入できる年齢も65歳未満→70歳未満に拡大。長く積み立てられます

つまり、会社の企業型DCの掛金が少なめの人は、iDeCoでより多く上乗せできるようになります。節税できる金額も増えるので、活用しない手はありません。

マッチング拠出 vs iDeCo併用、どちらを選ぶ?

会社が「マッチング拠出」(会社の掛金に自分のお金を上乗せできる制度)を導入している場合、マッチングとiDeCo併用はどちらか一方しか選べません。判断のポイントはこうです。

  • iDeCo併用が向く人:会社のDC商品ラインナップに良い商品(低コストのオルカン等)がない人。iDeCoなら自分で優秀な商品を選べる
  • マッチング拠出が向く人:会社のDC商品が優秀で、手数料も会社負担。iDeCoの口座管理手数料(月171円〜)がかからない分お得
質問者
質問マッチング拠出とiDeCo、結局どっちがいいか迷います…。
FPねこ
FPねこシンプルな判断基準を教えるにゃ🐾 まず会社のDC商品ラインナップを見て、低コストのインデックス投信(オルカンやS&P500、信託報酬0.2%以下)があるかをチェック。あれば手数料のかからないマッチング拠出でOK。もし会社の商品が手数料の高いものばかりなら、自分で良い商品を選べるiDeCo併用がおすすめ。商品の質で決めるのが正解だにゃ。

併用するときの始め方

  1. 会社の人事に「企業型DCの掛金額」と「マッチング拠出の有無」を確認
  2. マッチングを使っていないことを確認
  3. SBI証券・楽天証券などでiDeCo口座を開設
  4. 掛金を設定(現行は月20,000円まで、2027年からは合算62,000円まで)
  5. 商品はオルカン or S&P500を選ぶ

まとめ

  • 大前提:まず新NISAを満額優先(非課税+いつでも引き出せる)。iDeCo併用はそのあと
  • ✅ 2022年10月から企業型DC加入者も原則iDeCo併用OK
  • 2027年1月から単体上限撤廃→合算月62,000円、加入70歳未満まで
  • ✅ マッチング拠出とiDeCoは商品の質で選ぶ
  • ✅ 商品はオルカン or S&P500でシンプルに

会社員の老後資金づくりは、まず新NISAを満額使い切るのが最優先。そのうえで余力があれば、企業型DC+iDeCoの併用で節税を上乗せするのが王道です。順番を間違えないように、まずは人事に企業型DCの内容を確認するところから始めてみましょう🐾

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