【2026年4月開始】高校無償化スタート!学費プラン総点検|浮いたお金は大学資金へ

家計・教育・節約
教育資金 公開 2026.05.28 更新 2026.05.28 ⏱ 読了目安 約8分

1. 2026年4月から何が変わった?

2026年4月から、高校授業料の無償化(高等学校等就学支援金制度)の所得制限が撤廃され、全世帯が対象になりました。これにより公立高校の授業料は実質ゼロ、私立高校も最大年間45.7万円(私立平均授業料相当)まで支援が拡充されました。

主な改正ポイント

  • 所得制限撤廃:これまで年収910万円未満などの制限があったが、2026年4月入学以降は撤廃
  • 私立高校支援額の引き上げ:私立平均授業料の水準まで段階的拡充
  • 大阪府等は独自上乗せ:自治体独自支援との併用で完全無償化されるケースも
注意
無償化されるのは「授業料」のみです。修学旅行費・教材費・制服代・部活動費などは引き続き家計負担です。

2. 「無償化」の範囲はどこまで?

「無償化」という言葉は誤解を招きがちです。実際にカバーされる費用と、家計から出る費用を整理します。

費目公立私立無償化対象?
授業料年11.88万円年45.7万円(平均)◎ 対象
入学金5,650円16万円前後× 対象外
教材費・施設費年5〜10万円年10〜20万円× 対象外
修学旅行費10〜15万円15〜30万円× 対象外
制服・通学用品5〜10万円(初年度)10〜15万円(初年度)× 対象外
部活動費年3〜10万円年5〜15万円× 対象外
塾・予備校代年20〜60万円年20〜60万円× 対象外

つまり、授業料は無料でも年間20〜60万円程度の出費は残るのが実態です。

3. 公立 vs 私立、家計への実質負担

授業料無償化を反映した、公立・私立それぞれの3年間総額シミュレーションです。

公立高校(3年間総額)

  • 授業料:0円(無償化)
  • 入学金・教材・制服等:約20万円
  • 修学旅行費:約12万円
  • 部活動・通学費:約30万円
  • 合計:約62万円

私立高校(3年間総額)

  • 授業料:原則0円(年45.7万円まで無償化)
  • 授業料超過分(年45.7万円超の場合):0〜30万円
  • 入学金・教材・施設費等:約60万円
  • 修学旅行費(海外含む):約25万円
  • 部活動・通学費:約50万円
  • 合計:約135〜165万円
差額の試算
私立に通わせた場合の追加負担は3年間で約70〜100万円。これは「無償化前」の300万円超と比べると家計に大きな余裕が生まれた水準です。

4. 浮いたお金は大学資金へ回すのが正解

無償化で浮いた授業料分(年45万円×3年=135万円)は、大学資金として確保するのが最も合理的です。大学費用は年々上昇しており、無償化の対象外(私立大学理系・医学系は依然高額)も多数あります。

大学4年間の費用目安(2026年版)

区分入学金授業料(4年)4年総額
国公立28.2万円214.3万円約243万円
私立文系22.5万円327万円約400万円
私立理系25.1万円456万円約530万円
私立医歯系105万円1,853万円約2,000万円

高校無償化で浮いたお金を新NISAへ

無償化で浮いた月3.7万円を高校3年間、年利5%の新NISAで運用すると約144万円に。これだけで国公立大学の授業料半分を賄える計算になります。

5. 高校無償化を踏まえた教育資金プランの組み直し

2026年4月以降に高校進学を迎える子どもがいる家庭は、教育資金プランを以下のように見直しましょう。

Step1:高校3年間の「浮く分」を試算

従来の家計から月いくら授業料相当を出すつもりだったかを確認。公立想定なら月1万円、私立想定なら月4万円程度が浮きます。

Step2:浮いた分を「教育費専用口座」に自動振替

無意識に生活費に消えないよう、給与振込口座と別の教育費専用口座を作り、毎月自動振替。新NISA口座を「教育費枠」として運用するのも有効です。

Step3:大学受験までに600万円が目標ライン

国公立または私立文系を視野に入れるなら、大学入学時に600万円あれば奨学金に頼らず4年間賄えます。理系・医歯系を視野に入れる場合はさらに上乗せ。

奨学金は最後の手段に
日本の奨学金の多くは「貸与型」、つまり借金です。社会人スタート時に300〜500万円の借金を背負わせないためにも、可能な限り親世代で準備する戦略が望ましい。

6. よくある勘違いQ&A

Q1. 私立高校の授業料が年60万円の場合、超過分は?

年45.7万円までは無償化、超過14.3万円は自己負担です。学校によっては独自減免制度がある場合も。

Q2. 申請しなくても自動的に無償化される?

いいえ、申請が必要です。入学時の4月と毎年7月頃に「就学支援金受給資格認定申請書」を学校経由で提出します。

Q3. 高専・通信制高校も対象?

はい、高等学校・中等教育学校(後期課程)・高等専門学校(1〜3年)・専修学校高等課程・通信制高校等、ほぼすべての後期中等教育機関が対象です。

Q4. 学資保険を解約すべき?

満期返戻率が105%以上で残期間が短ければ継続。残期間が長く返戻率も低い保険は、解約して新NISAへ切り替えを検討する価値があります。

免責事項

本記事は2026年5月時点の制度に基づく一般的な情報提供です。授業料や支援額は学校・自治体により異なるため、最新情報は文部科学省・お住まいの自治体・進学先の学校にご確認ください。

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