60歳定年再雇用|年収半減でも生活を維持する5つの工夫

iDeCo・年金

60歳で定年を迎えても、多くの人が「再雇用」で働き続けます。ただし収入は下がりがち。年金や手当との関係も含め、60歳以降の働き方とお金を、FPねこが解説します。

再雇用は「収入ダウン」が一般的

定年後の再雇用(継続雇用)では、同じ仕事でも給与が定年前の5〜7割程度に下がることが多いのが現実です。役職定年や嘱託契約への切り替えで、給与体系が変わるためです。収入が下がるのはつらいですが、働き続けることには大きなメリットもあります。生活費を年金だけに頼らずに済み、社会とのつながりが続き、年金の受給開始を遅らせる余地も生まれます。

知っておきたい制度

  • 高年齢雇用継続給付:60歳時点より賃金が一定以上下がった場合、雇用保険から給付(※段階的に縮小の方向)
  • 在職老齢年金:働きながら年金を受け取ると、給与と年金の合計額によっては年金が一部支給停止になることがある
  • 厚生年金への加入継続:働き続けると保険料は払うが、将来の年金額が増える
💡 「働くと年金が減る」を正しく理解 在職老齢年金で年金がカットされるのは、給与と年金月額の合計が一定基準を超えた場合です。多くの再雇用の給与水準では、満額または大きな減額なしで受け取れるケースも多いので、「働くと損」と早合点しないことが大切です。
質問者
質問再雇用で給料が下がるなら、働かないほうがマシ?
FPねこ
FPねこそれはもったいないにゃ。給料が下がっても、収入があれば資産の取り崩しを減らせるし、厚生年金に加入し続ければ将来の年金も増える。年金の繰下げ受給と組み合わせれば、生涯の受取額を増やすこともできる。働き続ける価値は大きいよ。

働き続けると年金が増える

60歳以降も厚生年金に加入して働くと、その分将来の年金額が増えます(在職定時改定により、毎年見直されます)。つまり「働きながら、もらう年金も育てる」ことができるのです。さらに、収入があるおかげで年金の受給開始を遅らせる(繰下げ受給する)余裕も生まれます。年金は1か月繰り下げるごとに0.7%増え、最大75歳まで繰り下げれば84%増額になります。「再雇用で働く+年金を繰り下げる」を組み合わせれば、生涯にわたって受け取る年金額を大きく増やせます。

質問者
質問年金をもらいながら働くと、損するって本当?
FPねこ
FPねこ“在職老齢年金”で一部停止になる場合はあるけど、それは給与と年金の合計が高い人の話にゃ。一般的な再雇用の給与なら、減額されない・されても一部のことが多い。心配なら年金事務所で試算してもらうのが確実だよ🐾

再雇用後の働き方を主体的に選ぶ

再雇用は「会社に言われるまま」になりがちですが、自分の希望を主体的に考えることも大切です。フルタイムで働くか、週数日の短時間勤務にするか。収入を優先するか、自分の時間を優先するか。健康・生きがい・家計のバランスを考えて、自分に合った働き方を選びましょう。また、定年を機に、これまでの経験を活かして別の会社や働き方(顧問・フリーランス・地域の仕事など)に移る人もいます。60代は「働き方を見直す」良い節目。お金だけでなく、どう生きたいかも含めて考えたいところです。

質問者
質問60代以降、お金以外で大事なことは?
FPねこ
FPねこ健康と生きがい、社会とのつながりだにゃ。働き続けることは、収入面だけでなく、規則正しい生活・人との交流・役割があることで、心身の健康にもいい。”お金のためだけ”でなく”張り合いのため”に働く人も多い。無理のない範囲で、自分が心地よい働き方を選ぼうね🐾
質問者
質問再雇用の給与だと、生活が成り立つか不安です
FPねこ
FPねこ再雇用の給与+年金+これまでの貯蓄、の3つで考えるといいにゃ。給与だけで足りなくても、年金や貯蓄の取り崩しで補える。さらに固定費を見直せば、必要な生活費自体を下げられる。”給与単独”で考えず、収入の柱を複数組み合わせて設計しようね🐾

結局どうすればいい?

60歳以降の再雇用は収入が下がりがちでも、働き続けるメリットは大きいです。資産の取り崩しを減らせ、厚生年金に加入し続ければ将来の年金も増えます。「在職老齢年金で年金が減る」のは給与と年金の合計が高い人の話で、一般的な再雇用なら影響が小さいことも。年金の繰下げ受給と組み合わせれば、生涯の受取額を増やせます。健康・生きがい・家計のバランスで、主体的に働き方を選びましょう。

⚠️ 本記事は2026年5月時点の一般的な情報提供です。金額・制度は変動し、個人差があります。重要な判断は最新の公式情報や専門家にご確認ください。
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