ひとことで言うと:毎月の返済額(元金+利息)が一定になる返済方式のことです。住宅ローンで最も一般的な方式です。
もう少し詳しく
元利均等返済とは
元利均等返済とは、住宅ローンなどの返済方式で、毎月の返済額(元金返済+利息)が借入期間中一定になる方式のことです。日本の住宅ローンで最も多く採用されている方式で、家計管理がしやすいのが特徴です。
元利均等返済の仕組み
- 月々の返済額は契約時に確定
- 返済初期:利息の割合が大きい、元金返済が少ない
- 返済後期:利息の割合が小さい、元金返済が大きい
- 残高が減るにつれて、同じ返済額でも内訳が変わる
元利均等返済のメリット
- 月々の返済額が一定で家計管理しやすい
- 返済額が抑えられるため借入可能額が大きい
- 教育費・老後資金など他の支出計画が立てやすい
元利均等返済のデメリット
- 返済初期は元金がなかなか減らない
- 同じ借入額・期間・金利なら、元金均等返済より総利息が多い
- 借入残高が減りにくいため、繰り上げ返済の効果が出るのに時間がかかる
元金均等返済との比較
| 項目 | 元利均等返済 | 元金均等返済 |
|—|—|—|
| 月々の返済額 | 一定 | 初期高く、徐々に減る |
| 総利息 | 多い | 少ない |
| 借入可能額 | 大きい | 小さい |
| 家計管理 | しやすい | やや難 |
元利均等返済が向いている人
- 月々の支出を一定にしたい人
- 家計管理を重視する人
- 借入可能額を最大化したい人
- 大多数の会社員世帯
FPねこの視点
ほとんどの民間住宅ローンは元利均等返済がデフォルトです。元金均等返済を選べる金融機関は限られています。実際の選び方では、まず固定/変動の金利タイプを決め、次に返済期間を決め、最後に元利均等で問題ないか検討する流れになります。多くの場合、元利均等で家計の安定を優先するのが現実的と言えるでしょう。
具体例
例えば、3,500万円を金利1.0%・35年・元利均等で借りた場合、月々の返済額は約9.9万円で35年間ずっと同じです。初回返済では元金約7万円・利息約2.9万円ですが、20年目には元金約8.6万円・利息約1.3万円と内訳が変わります。総返済額は約4,148万円、総利息は約648万円となります。
よくある誤解
「元利均等は損」と言われがちですが、月々の返済額が一定であることのメリットは大きいです。借入可能額の差や家計管理のしやすさを総合的に考えると、必ずしも「元金均等のほうが優れている」とは言えないでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。