株式投資には大きく2つのスタイルがあります。成長を狙う「グロース」と、割安を狙う「バリュー」。違いを知ると、相場の動きが少し読めるようになります。特徴と初心者の付き合い方を、FPねこが解説します。
グロース株とバリュー株の違い
グロース株(成長株)は、売上や利益が急成長している、これからの成長が期待される企業の株。IT・ハイテク企業に多く、PERは高めですが、成長すれば株価も大きく伸びます。
バリュー株(割安株)は、業績や資産に対して株価が割安に放置されている企業の株。成熟した業界に多く、PER・PBRが低め。配当が手厚いことも多く、市場に見直されると株価が上がります。「将来の成長に賭ける」のがグロース、「今の割安さに注目する」のがバリュー、と整理できます。
それぞれの特徴


なぜ金利でグロースとバリューの強さが変わるのか
グロース株が金利低下で強くなる理由は、「将来の大きな利益」に価値の重心があるからです。金利が低いと将来の利益の価値が相対的に高く評価され、グロース株が買われやすくなります。逆に金利が上がると、遠い将来の利益の価値が割り引かれ、グロースは売られやすくなります。一方バリュー株は「今の割安さ・配当」に価値があるため、金利上昇局面でも比較的底堅い。金利の方向で主役が入れ替わる、と知っておくと相場ニュースが理解しやすくなります。


「両方持つ」のが最も賢い
歴史を振り返ると、グロースが強い時期とバリューが強い時期は、数年単位で入れ替わってきました。どちらか一方に賭けて当て続けるのは、プロでも至難の業です。だからこそ、両スタイルをまるごと含む時価総額型インデックス(オルカン・S&P500)を持つのが、もっとも合理的。スタイルの選択に悩まず、市場全体の成長を受け取れるのがインデックス投資の最大の利点です。どうしても好みがあるなら、土台はインデックスにして、サテライトでスタイルを少し傾ける程度にとどめましょう。




結局どうすればいい?
グロースとバリューはどちらも有効なスタイルですが、「いまどちらが強いか」を当て続けるのは至難の業です。初心者は、両スタイルを自動で含む時価総額型インデックス(オルカン・S&P500)を持つのが正解。スタイルの選択に悩まず、市場全体の成長をまるごと受け取れます。好みがあれば、土台はインデックス、サテライトで少しだけ傾ける、が賢明です。

