ひとことで言うと:元本に対してのみ利息がつき、利息が元本に組み入れられない単純な計算方法のことです。
もう少し詳しく
単利とは
単利とは、運用で得た利息が元本に組み入れられず、元本に対してのみ利息がつく計算方法のことです。複利の対概念で、利息が雪だるま式に増えない仕組みです。
単利と複利の計算式
- 単利:元利合計 = 元本 × (1 + 年利 × 年数)
- 複利:元利合計 = 元本 × (1 + 年利)^年数
単利の例(100万円・年5%)
| 経過年 | 単利の元利合計 |
|—|—|
| 1年 | 105万円 |
| 5年 | 125万円 |
| 10年 | 150万円 |
| 20年 | 200万円 |
| 30年 | 250万円 |
単利と複利の差
| 経過年 | 単利 | 複利 | 差 |
|—|—|—|—|
| 10年 | 150万円 | 163万円 | 13万円 |
| 20年 | 200万円 | 265万円 | 65万円 |
| 30年 | 250万円 | 432万円 | 182万円 |
| 40年 | 300万円 | 704万円 | 404万円 |
単利が使われる場面
- 個人向け国債(変動10年):半年ごとの利払い(投資家が再投資しなければ単利相当)
- 定期預金:利息が別口座に振り込まれる場合
- 社債:利払い分が別途振り込まれる
- 配当を再投資しない場合:株式の配当も同様
FPねこの視点
単利と複利は計算上の違いですが、実質的には「再投資するか否か」で結果が大きく変わります。投資信託で「分配金再投資型」を選ぶ、配当をすぐ消費せず再投資する、といった行動が複利効果を生みます。
具体例
例えば、100万円を年利5%で20年運用。単利なら200万円ですが、複利なら約265万円。差額65万円は「再投資した利息にもさらに利息がついた」結果です。
よくある誤解
「単利のほうが計算が簡単で分かりやすい」と言われますが、長期で資産を増やすには複利が圧倒的に有利です。「単利商品でもらった利息を別の運用に回す」という工夫が必要です。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。