ひとことで言うと:企業が株主に対して、自社商品やサービスを無料・割引で提供する制度のことです。日本特有の制度です。
もう少し詳しく
株主優待とは
株主優待とは、企業が一定数以上の株式を保有する株主に対して、自社商品・割引券・QUOカード等を贈呈する制度のことです。日本特有の制度で、約1,500社が実施しています。
株主優待の主な種類
- 自社商品:食品メーカー(カゴメ・伊藤園等)、化粧品(資生堂等)
- 割引券・優待券:外食(マクドナルド・吉野家等)、小売(イオン・ヤマダ電機等)
- クオカード・図書カード:金券系
- カタログギフト:好きな商品を選べる
- 長期保有特典:1年以上保有で増額(クロス取引対策)
人気の株主優待銘柄
- オリエンタルランド:ディズニーチケット(100株で1枚)
- すかいらーくHD:食事券(100株で6,000円相当/年)
- イオン:オーナーズカード(買物金額3%キャッシュバック)
- マクドナルドHD:優待食事券(100株で6枚/年)
- オリックス:カタログギフト(廃止予定だったが継続中)
株主優待の権利確定日
- 権利確定日:その日に株主名簿に載っていれば優待がもらえる
- 権利付き最終日:権利確定日の2営業日前
- 権利落ち日:権利付き最終日の翌日
株主優待の取得方法
- 現物保有:通常の株式保有
- クロス取引(つなぎ売り):現物買い+信用売りで価格変動リスクを回避
- 長期保有狙い:3年以上保有で優待増額の銘柄もあり
株主優待の注意点
- 改悪・廃止リスク:オリックス・JT等で見直し進行中
- 配当より優待重視はリスク:優待品の実質価値より配当のほうが流動性高い
- 税制:優待品は雑所得扱い(年20万円超で確定申告)
FPねこの視点
株主優待は「生活費の節約」や「楽しみ」になりますが、純粋なリターン最大化を求めるなら、優待のないインデックス投信や米国株のほうが効率的です。「使う優待」を選び、生活費を浮かせる目的なら有効と言えるでしょう。
具体例
例えば、すかいらーくHD(100株、約16万円)を保有すると、年間6,000円相当の食事券+配当が得られます。家族でファミレス利用が多い世帯なら、実質的に高利回り化することも可能です。
よくある誤解
「株主優待は日本だけ」と知られていますが、海外株では基本ありません。インデックス投資中心の人が、「楽しみ」として日本の高配当・優待株を少額持つのは生活の彩りになると言えるでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。