単身赴任が決まると、生活費は二重にかかります。会社の手当だけで足りるのか、家計はどう変わるのか。単身赴任のお金の現実と、貯蓄を続けるコツを、FPねこが解説します。
単身赴任は「生活費が二重」になる
単身赴任の最大の負担は、家が2つになることで生活費が二重にかかること。家賃・光熱費・食費が二世帯分必要になり、さらに帰省の交通費もかさみます。会社の単身赴任手当があっても、それだけでは足りないことが多いのが現実です。まずは「どれだけ余分にお金がかかるか」を把握することが、家計管理の第一歩です。
かかる費用と対策
- 住居費:赴任先の家賃。会社の社宅・住宅補助があるか確認
- 光熱費・食費の二重化:自炊で食費を抑える工夫が効く
- 帰省交通費:頻度と手段(早割・回数券)でコントロール
- 二重の通信費・サブスク:見直しの余地


食費を抑える工夫がカギ
単身赴任で意外と膨らむのが食費です。一人暮らしだと外食やコンビニに頼りがちで、二世帯分の食費が家計を圧迫します。赴任先で簡単な自炊をする習慣をつけると、食費を大きく抑えられます。週末にまとめて作り置きする、冷凍食品を活用する、といった工夫も有効。また、赴任先と自宅の両方でサブスクや通信契約が重複していないかも見直しポイント。二重生活では「ムダの二重化」が起きやすいので、定期的に支出をチェックしましょう。


赴任中も投資は止めない
単身赴任は支出が増える時期ですが、だからといって資産形成を完全に止めるのはもったいないこと。NISAの積立は、少額でも続けるのがおすすめです。支出が増えるなら、一時的に積立額を下げてもOK。大事なのは「ゼロにして完全にやめない」ことです。赴任が終われば家計は元に戻り、また積立額を増やせます。コツコツ続けた積立は、複利の力で将来の自分を助けてくれます。単身赴任という支出増の局面でも、細々とでも投資を継続する習慣を保ちましょう。


帰省費もコントロールできる
単身赴任で地味に効いてくるのが帰省の交通費です。毎週末に新幹線や飛行機で帰ると、月に何万円もかかることも。帰省の頻度を見直す、早割や回数券・割引きっぷを使う、オンライン通話を活用して帰省回数を減らすといった工夫で、帰省費は抑えられます。会社に帰省旅費の補助制度があれば必ず活用を。家族と相談して「月◯回まで」と頻度のルールを決めておくと、無理なく続けられます。家族のつながりは大切にしつつ、お金のかけ方は工夫の余地があります。


結局どうすればいい?
単身赴任は生活費が二重にかかるのが最大の負担。会社の手当だけでは足りないことが多いので、まず単身赴任手当・社宅・帰省旅費補助など会社の制度を漏れなく確認しましょう。自炊や帰省費のコントロール、サブスクの重複チェックで支出を抑え、不足額を家計全体で試算。投資は無理せず、少額でも継続することを優先しましょう。

