子どもや孫へのお年玉。実は「贈与」にあたり、使い方しだいでお金の教育にもなります。お年玉を教育的に活用するコツと、贈与税の素朴な疑問に、FPねこが答えます。
お年玉とお金の教育
お年玉は、子どもがまとまったお金を手にする数少ない機会。これを「お金の使い方・貯め方を学ぶ教材」として活用すると、金融教育の絶好のチャンスになります。全額を親が預かるだけでなく、子ども自身に考えさせるのがポイント。お金の感覚は、こうした実体験を通じて自然に育ちます。
教育的な活用のアイデア
- 「使う・貯める・(あれば)ふやす」に分ける:3つに分けて、お金の役割を学ぶ
- 子ども名義の口座に貯める:貯まっていく喜びを実感させる
- 欲しいものを自分で選んで買う経験:予算内で考える力を育てる
- 一部を将来のために:長く使わない分は、教育資金として親のNISAで運用する考えも


「貯める」習慣を体感させる
お年玉教育で効果的なのが、子ども名義の口座を作り、貯まっていく様子を見せることです。通帳の数字(またはアプリの残高)が増えていくのを目にすると、子どもは「貯める喜び」を実感できます。「これだけ貯まったら、欲しかったゲームが買えるね」と目標を設定すれば、我慢して貯める動機にもなります。少額でも自分のお金が増える体験は、将来の貯蓄習慣の土台に。お年玉を全部使わせるのでも、全部預かるのでもなく、「一部は自分で貯める」経験をさせるのが、生きたお金の教育になります。


お年玉で「投資」を体験させる
中高生くらいになったら、お年玉の一部で「ふやす」体験をさせるのも、生きた金融教育になります。2022年から高校でも金融教育が始まり、投資は身近なテーマに。たとえば、親のNISA口座で子どものお年玉を運用し、値動きを一緒に見るだけでも、「お金がお金を生む」仕組みを体感できます。もちろん投資は値動きするので、増える年も減る年もあることを、リアルな教材として教えられます。「使う・貯める・ふやす」をお年玉で一通り体験させれば、お金と上手に付き合える大人に育つ土台になります。






結局どうすればいい?
お年玉は「使う・貯める・ふやす」に分けて、子ども自身に考えさせる金融教育の好機です。全額を親が預かるだけでなく、一部は子どもに任せ、予算内で選ぶ経験を。子ども名義の口座で貯まる喜びを、中高生なら親のNISAで投資も体験させられます。常識的な金額のお年玉に贈与税はかかりません。長く使わない分は教育資金として運用する選択もあります。

