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高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:信用売り残が信用買い残を上回り、株不足になった時に空売り側が支払う追加費用のことです。
もう少し詳しく
逆日歩とは
逆日歩(ぎゃくひぶ)とは、制度信用取引において、信用売り(空売り)が信用買いを大きく上回り、貸し出せる株式が不足した時に発生する追加費用のことです。空売り側が支払い、信用買い側が受け取る仕組みです。
逆日歩の仕組み
1. 信用売り残が増加(空売りが集中)
2. 株式が不足
3. 証券金融会社が株式を借りる入札を実施
4. 借入料が発生(株不足料)
5. 空売り側が日割りで支払う
逆日歩の特徴
- 制度信用のみ発生:一般信用にはない
- 日割り計算:保有日数分の費用
- 金額不定:1日数銭〜数十円/株、稀に数百円/株
- 権利日前後で急増:株主優待権利日に注意
- 事後決定:取引時点では金額不明
逆日歩発生のタイミング
### 株主優待権利日前
- 優待目当てのクロス取引が増加
- 一般信用の在庫がなくなり制度信用に流入
- 株不足発生
### 業績悪化期待での空売り集中
- 決算発表前の空売り
- 一斉に売り建てが集まる
### 機関投資家の空売り
- ヘッジファンドの大量空売り
- 一時的な株不足
逆日歩のリスク
### 突発的な大額発生
- 通常数銭程度でも、突然100円超になることも
- 優待権利日に集中
### 連休前の倍加
- 休日も日割り計算される
- 3連休前の権利日は4日分
### 予想不能
- 取引時点では発生有無不明
- 事後に明らかになる
逆日歩を避ける方法
### 一般信用を利用
- 一般信用なら逆日歩なし
- 株主優待クロスは一般信用が安全
### 権利日前後の制度信用空売り回避
- 権利確定日付近の制度信用空売りは要警戒
### 在庫状況の確認
- 一般信用の売り在庫を事前確認
- なければ取引を見送る
逆日歩の事例
### 株主優待権利日
- ある人気優待銘柄で1株あたり100円超の逆日歩
- 1単元100株なら10,000円のコスト
- 優待品の価値以上のコストになることも
### 業績悪化銘柄
- 業績悪化期待での空売り集中
- 逆日歩発生で空売り側がコスト負担
FPねこの視点
逆日歩は「制度信用空売りの隠れリスク」です。特に株主優待クロス取引では一般信用を利用するのが鉄則。制度信用で空売りする場合、逆日歩発生の可能性を必ず確認すべきです。長期投資には関係ない概念ですが、信用取引を行うなら必須知識と言えるでしょう。
具体例
例えば、人気優待銘柄を権利付き最終日に制度信用で空売り。1株あたり50円の逆日歩が3連休(4日分)発生すると、100株のクロスで200円×100=20,000円のコスト。優待品の価値2,000円程度を大きく上回る損失となります。
よくある誤解
「逆日歩は安いから大丈夫」と思われがちですが、突発的に数千円〜数万円のコストになることもあります。事前に予測することが困難な、信用取引特有の隠れたリスクです。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。