!
高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:対象指数と逆方向に動くように設計された投資商品のことです。指数が下落すると利益が出ます。
もう少し詳しく
インバース(型)とは
インバース(Inverse)とは、対象となる株価指数(日経平均・S&P500等)の値動きと逆方向(マイナス1倍)の動きをするように設計された投資商品のことです。「ベア」とも呼ばれ、相場下落時に利益を狙う投資手法です。
インバース型の仕組み
- 連動対象:日経平均、TOPIX、S&P500等
- 倍率:対象指数の−1倍(インバース)
- 指数が1%下落 → 商品価値が約1%上昇
- 指数が1%上昇 → 商品価値が約1%下落
代表的なインバースETF
- 1571 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信
- 1456 TOPIX ベア上場投信
- SH(ProShares Short S&P500):米国上場
- 1382 シンプル・ストラテジー型インバース
インバース型の用途
- 下落相場での利益狙い
- ヘッジ目的:株式ポートフォリオの下落リスクを部分相殺
- 短期トレード:暴落時の短期狙い
インバース型のリスク・注意点
- 長期保有に不向き:日次リバランスによる「逓減」が発生
- 複利の罠:上下動を繰り返すと元本が目減りする
- NISA対象外:成長投資枠でも対象外(金融庁基準)
- タイミングが極めて重要
逓減効果の例
指数100が下記のように動いた場合:
- 1日目:100→110(+10%)→ インバース100→90
- 2日目:110→100(−9.1%)→ インバース90→98.2
指数は元の100に戻ったが、インバースは98.2と目減りしています。
FPねこの視点
インバース型は「下落相場で稼ぐ」という発想自体が魅力的に見えますが、長期では構造的に目減りします。プロトレーダーでも難易度が高い商品で、長期資産形成には全く向きません。
具体例
例えば、日経平均インバースETFを100万円分買って、翌日日経平均が3%下落すれば+3万円の利益。しかし1か月で日経が±5%を往復すると、最終的に日経が元の水準でもインバースは数%目減りしてしまいます。
よくある誤解
「下げ相場で稼げるからインバースを持っておこう」と思われがちですが、いつ下落するかを当てるのはプロでも困難です。普通の人は素直に株を売却して現金化するほうが安全と言えるでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。