ひとことで言うと:不動産投資信託のことです。多数の投資家から集めた資金で不動産を保有し、賃料収入を分配する商品です。
もう少し詳しく
REITとは
REIT(Real Estate Investment Trust、不動産投資信託)とは、多数の投資家から集めた資金でオフィスビル・マンション・商業施設・物流施設等の不動産を保有・運用し、賃料収入や売却益を分配する投資商品のことです。
REITの仕組み
1. 投資家がREIT(投資法人)に資金を出資
2. REITが集めた資金で不動産を取得
3. 不動産から賃料収入を得る
4. 経費を差し引いた利益の90%以上を投資家に分配
REITの主なメリット
- 少額で不動産投資:1口10万〜数十万円から
- 分配金利回りが高い:3〜5%が標準的
- 流動性が高い:株式と同じく市場で売買
- 分散投資:1口で複数物件に分散
REITの主なデメリット
- 金利上昇に弱い:長期金利上昇局面で価格下落
- 災害リスク:地震・台風等の物件被害
- NAV割れリスク:実物不動産価値より株価が下回ることも
- 税制:分配金は配当所得(20.315%課税)
国内REIT(J-REIT)の種類
- オフィス特化型:オフィスビル中心
- 住居特化型:マンション・賃貸住宅
- 商業特化型:ショッピングセンター
- 物流特化型:物流倉庫(コロナ後人気)
- ホテル特化型:ホテル
- 総合型:複数用途を組み合わせ
海外REIT
- 米国REIT:VNQ、IYR、O(リアルティ・インカム)等
- REITの規模:米国REIT市場は世界最大
- 新興国REIT:信託銀行の海外REIT商品
REITとインデックス投信の違い
| 項目 | J-REIT | 株式インデックス |
|—|—|—|
| 期待リターン | 3〜5%程度 | 5〜7%程度 |
| 分配金 | 多い(年4回程度) | 少ない(再投資型多い) |
| 金利感応度 | 高い | 中 |
| インフレ耐性 | 高い | 中 |
FPねこの視点
REITは「不動産+分配金」という独特な魅力があります。株式・債券と異なる値動きをするため、ポートフォリオの分散効果も期待できます。新NISAの成長投資枠でJ-REITやVNQを少額(10〜20%)組み入れる戦略は理にかなっています。
具体例
例えば、J-REIT指数連動の1343(NEXT FUNDS東証REIT指数連動型上場投信)に100万円投資すると、分配金利回り約4%として年間約4万円の分配金。物件売買・賃料による収益で、株式とは異なる値動きをするため分散効果があります。
よくある誤解
「REITは元本割れしない安全な投資」と思われがちですが、市場価格は日々変動します。リーマンショック時には半値以下になったREITもあり、株式と同程度のリスクがあると認識すべきです。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。