ひとことで言うと:相場上昇時に利益が出るように設計された投資信託のことです。レバレッジ倍率で増幅されます。
もう少し詳しく
ブルファンドとは
ブルファンド(Bull Fund)とは、対象となる株価指数の上昇時に利益が増幅されるように設計された投資信託のことです。「ブル」は牛が角を上に突き上げる動きから「上昇相場」を意味します。レバレッジ型ファンドの上昇版です。
ブルファンドの仕組み
- 連動方向:対象指数と同じ方向
- 倍率:×2倍、×3倍、×4.3倍など
- 指数が1%上昇 → 基準価額が約2%〜4.3%上昇
- 指数が1%下落 → 基準価額が約2%〜4.3%下落
代表的なブルファンド
- SBI日本株4.3ブル:日経平均の4.3倍を目指す
- 野村ブル・ベアセレクト(日本ブル2倍)
- 大和ブルファンド225
- 日本225連動型上場投信(ブル3倍)
ブルファンドの用途
- 上昇相場での増益
- 少額で大きなリターンを狙う
- 短期トレード
ブルファンドのデメリット
- 下落時の損失も増幅:×4.3倍なら指数−10%で約−43%
- 逓減効果:日次リバランスで長期では目減り
- 信託報酬が高い:年1.5%程度が一般的
- NISA対象外
レバレッジ4.3倍の極端なリスク
SBI日本株4.3ブルなど高レバレッジ商品:
- 日経平均−15%下落 → ファンドは約−65%
- 日経平均−24%下落 → ファンドはほぼ価値ゼロに近い
長期保有の構造的問題
ブルファンドは日次リバランスのため、横ばい相場でも目減りします。
- 上下動を繰り返すと元本が減る
- 数年単位の保有は構造的に損失リスク
FPねこの視点
ブルファンドは「上がる時に大きく稼ぐ」という発想ですが、いつ上がるかを正確に予測するのはプロでも困難です。倍率が大きいほどリスクも増し、退職金など失えないお金を投じるのは避けるべきと言えるでしょう。
具体例
例えば、2024年の日経平均が34年ぶりに史上最高値を更新した上昇局面では、日経平均ブル2倍ファンドは2倍程度のリターンが出ました。しかし2022年のような下落年では−50%以上の損失となり、ハイリスク商品の典型です。
よくある誤解
「上昇相場でブルファンドを持っていれば確実に勝てる」と思われがちですが、上昇前の判断・下落時の損切りが必要です。長期積立のメインにすべきでない商品と言えるでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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