ひとことで言うと:株価収益率のことです。株価が1株あたり純利益の何倍かを示し、株価の割安・割高判断に使われます。
もう少し詳しく
PERとは
PER(Price Earnings Ratio、株価収益率)とは、株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍になっているかを示す指標のことです。株価の割安・割高を判断する代表的な指標で、低いほど割安とされます。
PERの計算
PER = 株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)
例:株価2,000円、EPS200円 → PER 10倍
PERの目安
- 5〜10倍:割安水準
- 10〜15倍:標準的な水準
- 15〜25倍:やや割高
- 25倍以上:高成長企業・割高水準
日米市場の平均PER
- 日経平均:約14〜16倍
- TOPIX:約14〜15倍
- S&P500:約20〜22倍(高水準)
PERの注意点
- 業種により水準が異なる:成長業種(IT等)は高め、成熟業種(金融等)は低め
- 特殊要因の影響:一時的な利益で見かけ上低くなる場合あり
- 将来予測のPER:実績PERと予想PERで大きく差が出ることも
- 赤字企業はPER算出不可:参考指標が変わる
PERの応用
- PEGレシオ:PER ÷ 利益成長率(1未満で割安)
- 業界平均との比較:同業他社との比較が重要
- 過去推移との比較:その銘柄の歴史的PER水準
FPねこの視点
PERは「割安・割高」の目安ですが、低PERだから良い銘柄、ではありません。低PERは「成長期待が低い」「リスクが高い」と市場が判断している場合もあります。PERだけで投資判断するのは危険で、PBR・ROE・業績推移と合わせて見ることが重要と言えるでしょう。
具体例
例えば、トヨタ自動車のPERは約10倍(成熟業種で安定)、ソフトバンクグループは赤字で算出不可、ファーストリテイリングは約30〜40倍(成長期待)。業種によってPER水準は大きく異なります。
よくある誤解
「PER10倍以下は買い」と言われがちですが、PERが低いのは「市場が将来の成長に期待していない」サインかもしれません。低PER株への投資は、業績悪化リスクも考慮した慎重な判断が必要と言えるでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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