「年金の加入記録に抜けや間違いがあると、将来もらえる年金が減る」——そんなことが実際に起こりえます。自分の年金記録を確認する方法と大切さを、FPねこが解説します。
年金記録の確認がなぜ大事か
年金額は、これまでの加入期間や納付した保険料をもとに計算されます。もし記録に抜け・誤りがあると、本来より少ない年金しか受け取れない可能性があります。かつて「消えた年金」問題で、多くの人の記録が宙に浮いていたことが社会問題になりました。自分の記録は自分で確認することが、自分の年金を守る第一歩です。
年金記録の確認方法
- ねんきん定期便:毎年誕生月に届く。加入記録と見込み額が載っている
- ねんきんネット:いつでもオンラインで詳細な記録を確認できる(マイナポータル連携も可)
- 年金事務所に相談:記録に疑問があれば直接確認・訂正


ねんきんネットなら詳細がわかる
「ねんきん定期便」は年1回ですが、「ねんきんネット」を使えば、いつでもオンラインで詳細な記録を確認できます。マイナポータルと連携すれば、よりスムーズにアクセス可能。月ごとの加入記録、これまでの保険料納付状況、将来の年金見込み額のシミュレーションまでできます。「何歳まで働くと年金がいくらになるか」「繰下げ受給したらどう増えるか」も試算でき、老後の資金計画を立てるのに役立ちます。年に一度の定期便を待たず、気になったときに自分で確認できるのが便利です。


未納・免除も記録に残る
年金記録で確認したいのが、保険料の未納や免除の状況です。国民年金保険料を未納のまま放置していると、その期間は年金額に反映されず、将来の年金が減ります。さらに、未納期間があると、障害年金や遺族年金を受けられなくなることも。収入が少なくて払えないときは、未納のままにせず「免除・猶予」の手続きをすれば、その期間も年金の受給資格に算入されます。ねんきんネットで自分の納付状況を確認し、抜けがあれば追納(さかのぼって納める)や免除手続きを検討しましょう。






結局どうすればいい?
年金額は加入記録に基づくため、記録に抜け・誤りがあると将来の年金が減るおそれがあります。毎年届く「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で、加入期間と記録を必ず確認しましょう。特に転職が多い人・姓が変わった人は念入りに。未納期間があれば追納や免除手続きを。誤りに気づいたら、給与明細などの資料を持って早めに年金事務所へ相談を。自分の年金は自分で守りましょう。

