ひとことで言うと:株主優待を取得することを目的としたクロス取引のことです。優待マニアの定番手法です。
もう少し詳しく
優待クロスとは
優待クロスとは、株主優待を取得することを目的としたクロス取引(つなぎ売り)のことです。株主優待制度を持つ銘柄で、権利確定日に向けて現物買い・信用売りを同時に行い、価格変動リスクを抑えながら優待を取得する手法です。
優待クロスの基本的な流れ
1. 優待が欲しい銘柄を選ぶ
2. 「権利付き最終日」までに現物買い・信用売りを同時実行
3. 権利付き最終日の引け後、現物の保有が確定(優待権利取得)
4. 翌日(権利落ち日)以降に、現物を売って信用売りを買戻し(決済)
5. 株主優待が後日届く
制度信用と一般信用の使い分け
- 一般信用売り:在庫があれば貸株料のみ、逆日歩リスクなし → 安全
- 制度信用売り:手数料は安いが、逆日歩リスクあり → 注意
優待クロスでは「一般信用売り」を使うのが推奨されます。
主な実践証券会社
- SBI証券(一般信用売りの取り扱い豊富)
- 楽天証券
- マネックス証券
- カブコム証券
- 松井証券
各証券会社で「一般信用売り」の在庫が限られているため、人気銘柄は早めの確保が重要です。
優待クロスの代表的な狙い目
- 食事券(吉野家、コロワイドなど)
- カタログギフト
- 金券(クオカード、図書カード)
- 自社製品
注意点
- 一般信用売りの在庫切れに注意
- 権利確定スケジュールの管理
- 売買手数料・貸株料の合計コストが優待価値を上回らないか確認
優待クロスは「実質コストだけで優待を取得できる」魅力的な手法ですが、初心者は少額からスタートし、慣れてから本格的に取り組むのがよいと言えるでしょう。
具体例
例えば、年4回のお食事券(1,000円分×4)が貰える銘柄を1年間ずっと優待クロスで取得した場合、年間4,000円分の優待を、貸株料・手数料合計2,000円程度のコストで取得できる、というイメージです。差し引き2,000円のプラス。優待が複数回貰える銘柄ほど、優待クロスの効果が大きくなると言えるでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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