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高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:信用取引で株を借りる際に発生する貸借料のことです。逆日歩とは別の通常のコストです。
もう少し詳しく
品貸料とは
品貸料(しなかしりょう、Stock Lending Fee)とは、信用取引で株式を借りる際に支払う通常の貸借料のことです。「貸株料」とも呼ばれ、逆日歩とは異なる定常的なコストです。
品貸料(貸株料)の特徴
- 発生条件:信用売り(空売り)を保有中
- 金額:年率1〜4%程度
- 計算:株式の時価評価額×年率÷365×保有日数
- 発生:制度信用・一般信用ともに発生
- 逆日歩との違い:逆日歩は突発的、貸株料は定常
主な証券会社の品貸料
### 制度信用
- SBI証券:年1.1%
- 楽天証券:年1.1%
- 松井証券:年1.15%
- マネックス証券:年1.15%
### 一般信用(無期限)
- SBI証券:年2.0%
- 楽天証券:年2.0%
- 松井証券:年2.0%
- マネックス証券:年2.0%
### 一般信用(短期)
- SBI証券:年3.9%
- 楽天証券:年3.9%
- 株主優待クロス向き
品貸料の計算例
時価100万円の銘柄を制度信用で空売り、30日保有の場合:
- 年率1.1%
- 100万円 × 1.1% × 30/365 = 約900円
品貸料が高い銘柄
### 株式の貸し出し量が少ない銘柄
- 小型株
- 流動性低い銘柄
- 新規上場銘柄
### 在庫タイト時
- 株主優待権利日前後
- 重要イベント前
品貸料 vs 逆日歩
| 項目 | 品貸料 | 逆日歩 |
|—|—|—|
| 発生 | 信用売り全体 | 制度信用のみ |
| 金額 | 定常(年率1〜4%) | 突発(数銭〜数百円) |
| 計算 | 事前に明確 | 事後決定 |
| 注意度 | 中 | 高 |
品貸料の影響
### 長期保有のコスト
- 1年保有で時価の1〜4%
- 累積するとコスト負担大
### 短期トレードでは小額
- 1〜2日の保有なら数十円〜数百円
- スキャルピング・デイトレでは無視できる
### 株主優待クロスでは重要
- 短期信用の品貸料が高い
- 数日のコストが優待価値の半分程度になることも
品貸料を抑える方法
### 短期決済
- 長期保有を避ける
- できるだけ早く買戻し
### 制度信用の活用
- 制度信用は品貸料が低い
- ただし逆日歩リスクあり
### 信用売りを避ける
- 現物のみで取引
- 信用買いと比較検討
FPねこの視点
品貸料は「信用売りの隠れたコスト」です。年率1〜4%は小さく見えますが、長期保有では大きな負担に。短期決済を心がけ、用途に応じて制度信用と一般信用を使い分けることが重要と言えるでしょう。
具体例
例えば、時価200万円の銘柄を制度信用空売りで3か月保有。年率1.1%×0.25年=0.275%、つまり約5,500円の品貸料が発生します。長期で持つほど累積する固定コストです。
よくある誤解
「品貸料は小さいから無視できる」と思われがちですが、長期保有・大量保有では大きな負担です。年率1%でも、1億円のポジションを1年保有すれば100万円のコストになります。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。