一目均衡表とは?意味・使い方を猫と一緒にやさしく解説

チャート・テクニカル分析
イチモクキンコウヒョウ / Ichimoku Cloud
最終確認日:2026年05月27日

ひとことで言うと:5本の線と雲(先行スパン)で構成される日本発祥の総合的なテクニカル指標のことです。

もう少し詳しく

一目均衡表とは

一目均衡表(いちもくきんこうひょう、Ichimoku)とは、1936年に細田悟一(一目山人)が考案した日本発祥のテクニカル指標のことです。5本の線と雲(先行スパン)で構成され、トレンド・転換点・支持抵抗を一目で把握できる総合指標です。

一目均衡表の構成

  • 転換線:(高値+安値)÷2、過去9日間
  • 基準線:(高値+安値)÷2、過去26日間
  • 遅行スパン:終値を26日前にずらしてプロット
  • 先行スパン1:(転換線+基準線)÷2を26日先にプロット
  • 先行スパン2:(高値+安値)÷2の過去52日間を26日先にプロット
  • 雲(くも):先行スパン1と2に挟まれた領域

一目均衡表の読み方

### トレンド判断

  • 株価 > 雲:上昇トレンド
  • 株価 < 雲:下落トレンド
  • 株価 = 雲の中:もみ合い

### 転換シグナル

  • 三役好転:(1)転換線が基準線を上抜け(2)株価が雲を上抜け(3)遅行スパンが株価を上抜け → 強い買いサイン
  • 三役逆転:上記の逆 → 強い売りサイン

### 雲の役割

  • 支持線・抵抗線:雲が支持・抵抗として機能
  • 雲のねじれ:上下が入れ替わる、トレンド転換の可能性
  • 雲の厚さ:厚い雲は強い支持・抵抗

一目均衡表のメリット

  • 総合指標:複数の判断要素を1つにまとめている
  • 先行性:未来の雲を表示することで先行きを示唆
  • 日本市場との親和性:日本の機関投資家もよく利用

一目均衡表のデメリット

  • 線が多くて複雑:初心者には難しい
  • シグナルの遅延:他指標と同様、遅行性あり
  • 海外では普及途上:英語圏のトレーダーは使用率低い

一目均衡表の主要シグナル

  • 転換線・基準線のゴールデンクロス:買いサイン
  • 株価の雲ブレイクアウト:トレンド転換
  • 雲のねじれ:将来の転換予兆

FPねこの視点

一目均衡表は「日本発の総合テクニカル指標」として、特に日本株トレーダーから絶大な支持を得ています。一目で多くの情報がわかる便利な指標ですが、線が多くて初心者には難解。短期トレードを学ぶなら必須知識ですが、長期投資には不要です。

具体例

例えば、ある銘柄で三役好転が成立すると、機関投資家のシステムトレードでも買い注文が入る傾向があります。2024年の日経平均でも三役好転シグナルが何度か出現し、上昇相場の継続を示唆しました。

よくある誤解

「一目均衡表は複雑で使いにくい」と言われがちですが、慣れると非常に多くの情報が読み取れる優れた指標です。特に雲(先行スパン)は他のテクニカル指標にはない独特な特徴で、先行きを視覚化できる点が魅力です。

本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。
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