ひとことで言うと:3つの山で中央が最高値となるチャートパターンのことです。強い下落転換シグナルとして知られています。
もう少し詳しく
三尊(ヘッドアンドショルダー)とは
三尊(さんぞん、Head and Shoulders)とは、株価が3つの山を形成し、中央の山(ヘッド)が最も高く、左右の山(ショルダー)がほぼ同じ高さになるチャートパターンのことです。日本では「三尊天井」「三羽烏」とも呼ばれ、強い下落転換シグナルとして有名です。
三尊の形成プロセス
1. 上昇トレンドで左ショルダー(高値1)を形成
2. 一旦下落
3. 再上昇して最高値ヘッド(高値2、最高値)
4. 大きく下落
5. 再上昇するが左ショルダー付近で反落(右ショルダー)
6. ネックライン(左右の谷を結ぶ線)割れ
7. 本格的な下落トレンド開始
三尊のポイント
### 3つの高値の条件
- 中央が最も高い(ヘッド)
- 左右がほぼ同じ高さ(±5%程度)
- 全体的に対称形
### ネックライン
- 左右の谷(押し目安値)を結んだ線
- 水平または右肩下がり
- ネックライン割れで本格下落確認
### 期間
- 数週間〜数か月で完成
- 長期で形成されるほど信頼性高い
三尊確認後の動き
- 目標下落幅:ヘッドからネックラインまでの差と同じ幅
- リターンムーブ:一度ネックラインまで戻ることもある
- 本格下落:その後の大幅下落
三尊の活用
### 売却戦略
- ネックライン割れで売却
- 損切りライン:ヘッド超え
- 目標下落幅で利確
### 空売り戦略
- ネックライン割れで信用売り
- 高値更新で損切り
- 目標下落幅で買戻し
三尊の信頼性
### 信頼性が高いケース
- 長期間で形成(数か月以上)
- 出来高がヘッドから減少
- ネックライン割れ時に出来高増加
- 他のテクニカル指標も売りサイン
### ダマシのケース
- 短期間の形成
- 不規則な形(左右非対称)
- 出来高分析と一致しない
逆三尊(逆ヘッドアンドショルダー)
底値圏での3つの谷パターン:
- 強い上昇転換シグナル
- ネックライン突破で買いサイン
- 三尊と対称的な形
FPねこの視点
三尊(ヘッドアンドショルダー)は「最も信頼性の高い反転パターン」と言われます。日経平均でも歴史的な天井で何度も観測されています。短期トレーダーは三尊形成中の銘柄を警戒し、ポジション縮小・空売りを検討します。長期インデックス投資には関係ない知識ですが、市場の天井圏を察知する目安にはなるでしょう。
具体例
例えば、2007年の日経平均が3つの高値(左ショルダー17,000円、ヘッド18,300円、右ショルダー17,000円)で典型的な三尊を形成。ネックライン割れ後、リーマンショックの大暴落へとつながりました。
よくある誤解
「三尊を発見したら絶対売り」と思われがちですが、ダマシで上昇継続することもあります。ネックライン割れまで確認してから判断するのが安全と言えるでしょう。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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