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高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:信用取引で追証払えない時に証券会社が自動的にポジションを清算する措置のことです。
もう少し詳しく
強制決済とは
強制決済(きょうせいけっさい、Forced Liquidation)とは、信用取引で追証(追加保証金)を期限内に入金できない場合や、保証金維持率が極端に低下した場合、証券会社が自動的にポジションを清算する措置のことです。投資家の意思に関わらず、損失が確定します。
強制決済が発動する条件
### 追証未払い
- 追証通知後、期限内(通常翌営業日中)に入金なし
- 建玉縮小もしない
### 維持率の極端な低下
- 維持率10%未満等
- 即座に強制決済する証券会社もあり
### 規制対応
- 個別銘柄の取引規制
- 委託保証金率の急変
強制決済の流れ
1. 追証通知(電話・メール)
2. 入金期限の設定(翌営業日中等)
3. 期限切れ
4. 証券会社が市場で建玉を売却(または買戻し)
5. 損失確定
6. 残債があれば請求
強制決済の影響
### 損失確定
- 含み損が実現損に
- 回復の機会を失う
### 不利な価格で約定
- 寄り付き成行・引け成行
- ストップ安等で売りにくい価格
### 残債発生
- 売却代金<借入金の場合
- 借金として残る
### 信用取引停止
- 一定期間信用取引できない
- 信用情報への影響
強制決済の事例
### リーマンショック(2008年)
- 多くの個人投資家が追証→強制決済
- 数千万円〜億単位の損失
- 自己破産者続出
### コロナショック(2020年3月)
- 1か月で日経平均30%下落
- レバレッジ商品保有者が次々と強制決済
- ロビンフッダーの破綻も話題に
### 急騰銘柄の空売り
- 過去のGameStop(2021年)
- 空売り側の踏み上げ→強制決済
- ヘッジファンドも破綻
強制決済を回避するには
### レバレッジを抑える
- 維持率50%以上を維持
- 余裕を持ったポジション
### ストップロス
- 損切りラインを事前に設定
- 機械的執行
### 余裕資金で取引
- 失っても良いお金のみ
- 生活資金は絶対投入しない
### 監視を怠らない
- 維持率の毎日チェック
- 急変時の対応準備
FPねこの視点
強制決済は「信用取引の最悪のシナリオ」です。自分の意思で損切りするのと、強制決済されるのは天と地ほどの差があります。信用取引を始めるなら、絶対に強制決済まで追い込まれないリスク管理が必須と言えるでしょう。
具体例
例えば、保証金100万円で300万円の信用買い建てをしていた人が、株価暴落で保証金80万円に減少→追証発生→翌日も払えず→100万円損失確定で口座残高ゼロに、というのが典型的な強制決済パターンです。
よくある誤解
「強制決済は損切りと同じ」と思われがちですが、強制決済は不利な価格・タイミングで一括処分されるため、自主損切りより損失が大きくなる傾向があります。早期の自主決済が重要です。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。