ひとことで言うと:保有している金融商品の損失が拡大する前に売却して損失を確定させる行為のことです。リスク管理の基本です。
もう少し詳しく
ストップロス(損切り)とは
ストップロス(Stop Loss、損切り)とは、保有している金融商品が予想と逆方向に値動きした際、損失が拡大する前に売却して損失を確定させる行為のことです。投資・トレードのリスク管理における最重要原則の1つです。
損切りの重要性
- 損失の限定:含み損が膨らむ前に切り捨て
- 資金効率:塩漬け株に資金を縛られず次の投資へ
- 心理的健康:含み損のストレスから解放
- 再起の機会:致命的損失を回避し、相場に残り続けられる
損切りラインの目安
- 短期トレード:−2〜5%
- スイングトレード:−5〜10%
- 長期投資:−15〜20%、またはなし
損切りのテクニカル基準
- 移動平均線割れ:25日線・75日線割れで損切り
- サポートライン割れ:直近安値を割ったら損切り
- トレンドライン割れ:上昇トレンドが崩れたら
損切りを実行するための仕組み
- 逆指値注文:機械的に損切りを実行
- トレーリングストップ:価格上昇に応じて損切りラインも上げる
- OCO注文:利確・損切りを同時設定
損切りの心理的難しさ
「プロスペクト理論」で証明されている人間の傾向:
- 利益が出るとすぐ確定したい(早めの利確)
- 損失が出ると認めたくない(塩漬け)
- 結果:「損大利小」になりがち
損切りのコツ
- 事前にルール化:エントリー時に損切り価格を決める
- 機械的執行:逆指値で自動化
- 小さく早く:含み損が小さいうちに
- 感情を排除:「自分が悪かった」ではなく「市場の動き」
長期インデックス投資と損切り
インデックス長期積立では損切りは基本的に不要:
- 暴落も平均化される
- 売却すると複利効果を失う
- 長期では右肩上がり
FPねこの視点
「損切りができない」のは個人投資家の最大の弱点です。短期トレードを始めるなら、必ず損切りルールを決め、機械的に執行することが大切です。一方、長期インデックス投資では損切りは不要で、暴落時こそ買い増しチャンスと考えるのが王道と言えるでしょう。
具体例
例えば、1,000円で買った株を「900円で逆指値損切り」設定。株価が900円に到達したら自動で売却され、損失は1万円(−10%)に限定。これで残った資金で別の銘柄に投資できます。
よくある誤解
「損切りすると損失が確定するから嫌」と思われがちですが、含み損の状態では「機会損失」と「心理的負担」という見えないコストが発生しています。早く損切りして次の機会に向かうほうが、長期的なリターンは高くなる傾向があります。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。