ひとことで言うと:価格を指定せず、その時の市場価格で売買する注文方法のことです。確実に約定する代わりに価格が不利になる可能性があります。
もう少し詳しく
成行注文とは
成行注文(なりゆきちゅうもん)とは、価格を指定せず、その時の市場価格で売買する注文方法のことです。確実に約定するメリットがある反面、思っていた価格で取引できない(不利な価格になる)可能性もあります。
成行注文の特徴
- 価格指定なし:市場の最良気配で約定
- 約定確実性高い:流動性のある銘柄ならほぼ確実に約定
- 約定価格が不確実:寄り付き・引けで予想外の価格になることも
- 指値より優先:板の中で最優先
成行注文が使われる場面
- どうしても今すぐ売買したい時
- 流動性が低い銘柄を確実に約定させたい
- 暴落時の損切り:価格より約定優先
- デイトレードで瞬時に判断
成行注文の注意点
- スリッページ:板の薄い銘柄では意外な価格で約定
- 寄り付き成行:朝の取引開始時、需給で大きく動くことも
- 引け成行:大引けの板寄せで決定
板(オーダーブック)の例
| 売数量 | 価格 | 買数量 |
|—|—|—|
| 1,000 | 1,005 | |
| 500 | 1,003 | |
| 200 | 1,001 | |
| | 999 | 300 |
| | 997 | 800 |
| | 995 | 1,500 |
成行買い注文を入れると、1,001円から順番に約定します。500株の成行買いなら、1,001円で200株+1,003円で300株、平均約1,002.2円。
FPねこの視点
長期投資(インデックス積立など)では成行・指値の差はほとんど影響しません。しかし、短期トレード・流動性の低い銘柄では成行注文が不利になりがちです。基本的には指値注文が安全と言えるでしょう。
具体例
例えば、流動性の高い1306(TOPIX連動ETF)を成行で100株買う場合、ほぼ最終取引価格±数円で約定します。一方、新興市場の流動性が低い銘柄を成行で1,000株買うと、想定価格から10%以上離れた価格で約定するリスクもあります。
よくある誤解
「成行注文は損だから絶対指値」と思われがちですが、長期投資の積立では成行で十分です。むしろ「指値で永遠に約定しない」リスクのほうが、長期的な投資効率を下げる可能性があります。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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