ひとことで言うと:投資信託の運用や管理にかかる費用のことです。保有期間中、毎日少しずつ差し引かれます。
もう少し詳しく
信託報酬とは
信託報酬とは、投資信託の運用・管理にかかる費用のことです。保有期間中、毎日少しずつ純資産から差し引かれます。「運用管理費用」とも呼ばれ、長期投資のリターンを左右する重要な要素です。
信託報酬の構成
- 委託会社(運用会社)報酬:実際に運用するファンドマネージャー
- 販売会社報酬:販売した証券会社・銀行
- 受託会社(信託銀行)報酬:資産を保管する信託銀行
信託報酬の水準(年率)
- インデックス投信:0.05〜0.3%(超低コスト)
- 海外ETF:0.03〜0.5%
- アクティブ投信:1.0〜2.0%(高コスト)
- テーマ型・ブル/ベア型:1.5〜2.5%(高コスト)
信託報酬の影響(30年運用)
月3万円・元本1,080万円・年利5%(信託報酬差し引き前)の運用結果:
| 信託報酬 | 30年後の資産 | 差額 |
|—|—|—|
| 0.1% | 約2,477万円 | — |
| 0.5% | 約2,328万円 | −149万円 |
| 1.0% | 約2,160万円 | −317万円 |
| 2.0% | 約1,861万円 | −616万円 |
長期では信託報酬の差が数百万円の差を生みます。
信託報酬を抑えるポイント
- インデックス投信を選ぶ:アクティブ型より低コスト
- 大手の超低コスト商品を選ぶ:eMAXIS Slim、SBI・V、楽天・全米株式など
- ETFも検討:海外ETF(VOO等)はさらに低コスト
FPねこの視点
「信託報酬の差は誤差」と思いがちですが、長期投資では信託報酬1%の差は数百万円の差になります。インデックス投信の信託報酬は年々下がっており、0.1%以下が当たり前の時代です。古いアクティブ投信を持っている人は見直しを検討する価値があります。
具体例
例えば、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の信託報酬は0.05775%、過去のアクティブ投信「フィデリティ・グローバル・ファンド」は約1.6%。同じ1,000万円を運用すると年間差額は約15万円。30年では運用益も含めて数百万円の差になります。
よくある誤解
「信託報酬が高い分、リターンも高い」と思われがちですが、過去データではむしろ逆の傾向があります。信託報酬が低いインデックス投信のほうが、長期で高リターンになるケースが多いです。
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更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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