ひとことで言うと:物の値段が全体的にじわじわ下がっていく状態のこと。一見お得そうに見えますが経済全体には悪影響です。
もう少し詳しく
デフレ(デフレーション)とは
デフレとは、モノやサービスの価格が全体的に下がり続ける状態のことです。インフレの逆現象で、お金の価値が相対的に上がっていく状態とも言えます。
デフレの問題点
「物が安くなるなら良いのでは?」と思いがちですが、デフレが続くと経済全体に悪影響が出ます:
- 企業の売上が減る → 給与カットや人員削減 → 消費がさらに減る、という負のスパイラル
- 借金の実質負担が増える(住宅ローンも実質増)
- 投資より「貯金が得」になり、お金が経済に回らない
- 企業の設備投資が減り、経済成長が止まる
日本の「失われた30年」
日本は1990年代後半から2010年代まで長期のデフレ傾向にあったとされます。この間、株式市場の動きも鈍く、賃金もほぼ横ばいでした。世界の中で日本だけが「成長しない国」となった一因にデフレが挙げられます。
デフレ脱却の取り組み
- 日銀のマイナス金利政策(2016〜2024年)
- 大規模金融緩和
- 政府の積極財政
2024年以降、日銀は政策金利を引き上げる方向に転じており、「デフレ脱却」が現実味を帯びてきています。
デフレ局面での資産戦略
デフレ下では現金の価値が上がるため、預金が比較的安定した選択肢になります。ただし長期的なインフレ局面への移行に備えて、分散投資を続けることが推奨されます。
具体例
例えば、2000年に100円だったものが2015年に95円になっていたとします。「5円安くなった」と消費者は喜びますが、その間に同じ商品を作っていた会社の売上は下がり、従業員の給与も上がらない構造になっていきます。日本の失われた30年は、こうしたデフレの悪影響が長期化した時期と言われます。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
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