移動平均線とは?意味・使い方を猫と一緒にやさしく解説

チャート・テクニカル分析
イドウヘイキンセン / Moving Average
最終確認日:2026年05月27日

ひとことで言うと:一定期間の終値の平均値を線で結んだ指標のことです。トレンド判断に最も使われるテクニカル指標です。

もう少し詳しく

移動平均線とは

移動平均線(Moving Average、MA)とは、一定期間の終値の平均値を計算し、それを線で結んだチャート指標のことです。トレンドの方向性を判断する最も基本的なテクニカル指標で、世界中の投資家が利用しています。

移動平均線の計算

### 単純移動平均(SMA)

過去N日間の終値の単純平均

  • 5日線:直近5日間の終値平均
  • 25日線:直近25日間の終値平均
  • 75日線:直近75日間の終値平均

### 指数平滑移動平均(EMA)

直近の価格に重みを付けた移動平均

### 加重移動平均(WMA)

期間の終わりに近いほど重みが大きい

よく使われる期間

### 短期

  • 5日線:1週間の平均
  • 10日線:2週間の平均
  • 25日線:1か月の平均

### 中期

  • 50日線:約2.5か月
  • 75日線:3か月

### 長期

  • 200日線:約10か月、年単位のトレンド
  • 20週線・40週線:機関投資家がよく見る

移動平均線の使い方

### トレンド判断

  • 株価 > 移動平均線:上昇トレンド
  • 株価 < 移動平均線:下降トレンド
  • 移動平均線が右肩上がり:強い上昇トレンド

### 支持線・抵抗線

  • 上昇トレンド中、移動平均線が下値支持線として機能
  • 下落トレンド中、抵抗線として機能

### クロスシグナル

  • ゴールデンクロス:短期線が長期線を下から上に抜く(買いサイン)
  • デッドクロス:短期線が長期線を上から下に抜く(売りサイン)

移動平均線のメリット

  • シンプル:計算が簡単で誰でも使える
  • 客観的:感情を排除した判断
  • 長期トレンド:基本的なトレンド把握

移動平均線のデメリット

  • 遅行指標:過去のデータに基づくため反応が遅い
  • ノイズが多い:横ばい相場でダマシが多い
  • 過度な信頼は禁物:他の指標との組み合わせが必要

FPねこの視点

移動平均線はテクニカル分析の入門指標です。25日線・75日線の2本を見るだけでもトレンドの基本がわかります。長期投資家でも「200日線」を見ておくと、市場全体のトレンドを把握できます。短期トレーダーは複数の移動平均線を組み合わせて売買判断を行います。

具体例

例えば、ある銘柄が25日線(短期)が75日線(中期)を下から上に突き抜けたら「ゴールデンクロス」。買いシグナルとして注目され、機関投資家のシステムトレードでも自動買い注文が入ることがあります。

よくある誤解

「移動平均線でクロスしたら買い」と単純に考える人もいますが、横ばい相場ではダマシ(クロス後すぐ反転)が頻発します。出来高・他の指標と組み合わせて判断する必要があります。

本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。
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