火災保険は、当サイトが「入るべき」と考える数少ない保険のひとつです(残りは掛け捨ての生命保険と、対人対物無制限の自動車保険)。家が全焼したら、貯金では絶対に払いきれないからです。
でも——「入るべき」=「全部の補償をつけるべき」ではありません。ここを分けて考えられるかどうかで、保険料は大きく変わります。
そこで今日ご紹介したいのがジェイアイ傷害火災保険の「ieho(いえほ)」。インターネット専用のダイレクト火災保険で、最大の特徴は“補償選択型”=必要な補償だけを選んで契約できること。つまり自分に不要な補償を見極められる人ほど、保険料が安くなる可能性が高い商品です。対象になる人・ならない人まで正直に解説します🐾
先に結論
- ◎iehoの強みは“補償選択型”。火災・破裂・爆発を土台に、風災・雹災・雪災/水災/水濡れ/物体の落下・飛来/盗難などを1つずつ選べる。いらない補償を外して保険料を下げられます
- ◎安い理由は3つ。①ネット直販で営業・事務コストを削減 ②不要な補償を外せる ③築年数に応じた保険料+インターネット割引10%。運営元はJTBグループとAIGグループの合弁会社です
- !ただし対象が限られます。個人所有の持ち家(一戸建て・マンション)が対象で、賃貸物件・法人所有・築40年超は対象外(2026年8月時点)。賃貸の方は残念ながら対象外なので、別の家財保険を探す必要があります
- ◎進め方は「まず比較サイトで一括比較」。火災保険は会社によって保険料が大きく違うので、複数社を並べるのが基本。そのなかにiehoがあれば、見積もりを取って比べる価値は十分あります
- △安さのために削りすぎないこと。貯金で払える損害は外し、払えない損害(全焼など)は必ず残すのが原則。とくに水災はハザードマップで慎重に判断しましょう🐾
① 火災保険は「入るべき」。でもフルカバーで入る必要はない
まず前提の整理です。当サイトは「保険は3つだけ」という立場で、そのひとつが火災保険。理由は明快です。
- 家が全焼したら、貯金では払えない…数千万円の損害は、どんなに貯金があっても自己保険では無理。だから保険で備える
- 賃貸でも必要…借りている部屋を火事にしたら、大家さんへの借家人賠償責任が発生します(この場合は借家人賠償つきの家財保険が必要)
一方で、多くの人が損しているのが「不動産屋やハウスメーカーで勧められたまま、フルカバーで入っている」状態。使わない補償にお金を払い続けているのです。
実際、当サイト運営者も火災保険を見直して、5年間で約11万円→約2万円まで下げた経験があります(→火災保険の乗り換え実体験)。火災保険は「入る」だけでなく「中身を選ぶ」もの——ここがスタート地点です🐾
② ieho(いえほ)とは?
ieho(いえほ)は、ジェイアイ傷害火災保険株式会社が2018年から提供しているインターネット専用のダイレクト火災保険です。
| 項目 | 内容(2026年8月時点) |
|---|---|
| 運営会社 | ジェイアイ傷害火災保険(JTBグループとAIGグループの合弁会社)。海外旅行保険「たびほ」でも知られます |
| 販売方法 | インターネット専用(ダイレクト)。見積もりから契約までオンラインで完結(登記済み物件なら最短5分程度) |
| 基本補償 | 火災・破裂・爆発(外せない土台)+損害防止費用・失火見舞費用・残存物取片づけ費用などが自動セット |
| 選べる補償 | 落雷/風災・雹災・雪災/水災/水濡れ/物体の落下・飛来・衝突/騒擾・暴力行為/盗難、臨時費用、地震火災費用など |
| 保険期間 | 1年または5年(火災保険は最長5年) |
| 地震保険 | 付帯可能(上乗せの特約で補償を厚くする選択肢もあり) |
| 割引 | インターネット割引10%、築年数に応じた保険料(築浅が割安になりやすい) |
ポイントは「補償を選べる」という設計です。図にすると分かりやすくなります🐾
※イメージ図です(実際の保険料の内訳・比率を示すものではありません)。iehoは「火災・破裂・爆発」を土台として、風災・水災・盗難・水濡れなどを1つずつ選べる仕組み。だから“自分にいらない補償”を外せた人ほど、保険料は下がります。逆に何を外していいか分からない人は、この強みを活かせません。補償の区分はプランや商品改定により異なるため、最新の内容は必ず公式でご確認ください。
③ なぜ安くなるのか──3つの理由
- ①ネット直販だから…代理店や営業担当を通さず、自分で申し込む形。人件費・事務コストが保険料に乗らないぶん安くできます(自動車保険のダイレクト型と同じ構造)
- ②いらない補償を外せるから…ここが本質。使わない補償にお金を払わないだけで保険料は下がります
- ③築年数に応じた保険料+ネット割引10%…築浅の物件ほど割安になりやすい設計。新築・築浅の方は特に検討価値があります
だから「自分に必要な補償を見極められる人」が得をする
補償選択型は、選べる人には武器、選べない人には難しい保険iehoの強みは「自分で選べること」。逆に言えば、何が必要で何が不要か分からない人にとっては、この強みを活かせません(最悪、必要な補償を外してしまう危険もあります)。
だからこの保険は、「自分の家のリスクを把握していて、削る判断ができる人」に向いた保険です。次の章で、その判断軸を整理します🐾
④【重要】対象になる人・ならない人
ここは必ず確認してください。iehoは誰でも入れる保険ではありません。
| 対象になる | 対象外(2026年8月時点) |
|---|---|
| 個人が所有する持ち家(一戸建て・マンション) | 賃貸物件(借りている部屋) |
| 建物・家財のどちらか、または両方を選べる | 法人が所有する物件 |
| 登記済み物件(未登記は書類提出が必要) | 築40年を超える物件 |
賃貸の方はごめんなさい、対象外です。賃貸住宅で必要なのは「家財保険+借家人賠償責任+個人賠償責任」のセットで、これは別の商品になります(不動産会社ですすめられるものより、自分で探したほうが安いことが多いです)。
また築40年超の物件も対象外。この条件は改定される可能性があるので、最新の引受条件は必ず公式サイトで確認してください🐾
⑤ どの補償を残す?外す?──判断の軸
補償選択型を活かすには、「自分の家にとってのリスク」を考える必要があります。当サイトの原則はシンプルです。
払えない損害(全焼など)は必ず残す。
貯金で払える損害は、外して自己保険にする。
| 補償 | 判断の目安 |
|---|---|
| 火災・破裂・爆発 | 絶対に残す(そもそも外せません)。これが火災保険の存在意義 |
| 風災・雹災・雪災 | 基本は残す。台風・大雪は全国どこでも起こり、屋根や外壁の修理は高額になりがち |
| 水災 | ハザードマップで判断。低地・川や海の近く・浸水想定区域なら必須。高台やマンション上層階なら外す選択もありますが、慎重に(後述) |
| 水濡れ | マンションなら上階からの漏水リスクあり。戸建なら優先度は下がることも |
| 盗難 | 現金・貴金属を家に置かないなら優先度は低め。数十万円の損害なら自己保険で対応可能か考える |
| 物体の落下・飛来 | 幹線道路沿い・車の通りが多い立地なら残す判断も |
水災を外すときは、本当に慎重に。2026年8月13日の千葉県の記録的豪雨では、浸水被害のおよそ半数が「浸水想定区域の外」で起きたと分析されています。「ハザードマップで安全だから水災は不要」と即断するのは危険です。家は自己保険で建て直せないのですから、水災は迷ったら残すのが安全側の判断です(→車が水災にあったときに読む記事)🐾
なお地震・噴火・津波による損害は、火災保険では補償されません(別途地震保険が必要です)。当サイトは地震保険については「多くの人には不要」という立場をとっていますが、判断が分かれる論点なので、考え方は別記事にまとめています(→地震保険は必要?いらない?)🐾
⑥ おすすめの進め方──まず比較サイトで一括比較
iehoは魅力的な選択肢ですが、最初からiehoに決め打ちするのは違います。火災保険は建物の構造・築年数・所在地・補償内容で保険料が大きく変わるため、「あなたの家ではどこが安いか」は比べないと分からないのです。
| ステップ | やること |
|---|---|
| STEP1 | 火災保険の比較サイトで一括見積もり。複数社の保険料を、同じ条件で並べて確認します |
| STEP2 | 候補のなかにiehoがあれば、見積もりを取る。補償選択型なので、いらない補償を外した見積もりも作って比べます |
| STEP3 | 「同じ補償内容」で横並び比較。安さだけでなく、必要な補償が残っているかを必ず確認して決定 |
コツはSTEP3の「同じ補償内容で比べる」。補償を削れば当然安くなるので、削った状態のA社と、フルカバーのB社を比べても意味がありません。条件をそろえて比べる——これが火災保険の正しい比較です🐾
よくある質問(猫がお答えします)

賃貸で必要なのは「家財保険+借家人賠償責任+個人賠償責任」のセットで、これは別の商品になるにゃ。
ポイントは、不動産会社ですすめられるプランをそのまま契約しないことにゃ。賃貸の火災保険(家財保険)は自分でネットで探すと年数千円で足りることも多いにゃ。契約は自由に選べるから、指定された商品しかダメと言われたら根拠を確認にゃ🐾


逆に、数万円〜数十万円の損害(盗難で家財が少し盗られた等)は、貯金で払えるなら外して自己保険でOKにゃ。
ただし水災と風災は要注意にゃ。屋根の修理や床上浸水は数百万円になることもあるから、迷ったら残すのが安全にゃ。「削って安くする」より「払えない損害だけは必ず残す」が先にゃ🐾


iehoの場合、運営はJTBグループとAIGグループの合弁会社で、海外旅行保険「たびほ」も手がけている会社にゃ。事故対応の窓口や支払いまでの流れは、契約前に公式サイトで確認しておくと安心にゃ。
「安いけど連絡先が分からない」では困るから、事故受付の方法だけは申込前にチェックにゃ🐾


火災保険の一括見積もりができるサイトはいくつかあるから、そのうちのどれかで複数社の見積もりを取るにゃ。そしてiehoが候補に入っていたら、そこも見積もりを取って比べるにゃ。
注意点は、比較サイト経由だと連絡が来ることがあることにゃ。しつこい営業が苦手なら、その点も考えて使うにゃ🐾


ちなみに火災保険は2022年10月から最長5年になったにゃ(昔は10年契約ができたにゃ)。iehoも1年か5年から選べるにゃ。
ただし数年内に引っ越し・売却の予定があるなら1年でもいいにゃ。途中解約でも未経過分は返ってくるのが一般的だけど、条件は約款で確認にゃ🐾

火災保険は「同じ補償」で見積もりを並べるだけで下がります
いま入っている保険証券を手元に置いて、同じ補償内容で他社の保険料を並べてみてください。筆者は乗り換えで5年11万円→2万円になりました。見積もりは無料です。
※ 当サイトは保険の募集・媒介を行いません。見積もりは各社サイトで行われます。
まとめ
- iehoは“補償選択型”のネット専用火災保険。火災・破裂・爆発を土台に、風災・水災・盗難などを1つずつ選べるので、いらない補償を外して保険料を下げられます
- 安い理由は、ネット直販・補償を選べる・築年数に応じた保険料+ネット割引10%。運営はJTBグループとAIGグループの合弁会社です
- 対象は個人所有の持ち家(一戸建て・マンション)。賃貸・法人所有・築40年超は対象外——ここは必ず確認を
- 進め方は「まず比較サイトで一括比較 → 候補にiehoがあれば見積もり → 同じ補償内容で横並び比較」
- 削りすぎは禁物。払えない損害(全焼など)は必ず残し、貯金で払える損害は外す。とくに水災は想定区域外でも起こるので、迷ったら残しましょう🐾
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※本記事は2026年8月時点の一般的な情報提供・考え方の解説であり、保険の募集・媒介・勧誘を行うものではなく、特定の保険商品・保険会社・比較サイト・代理店への加入や利用を推奨・保証するものでもありません。当サイトは保険の販売・媒介を行っていません。ジェイアイ傷害火災保険株式会社および「ieho(いえほ)」に関する記述(インターネット専用のダイレクト火災保険であること、JTBグループとAIGグループの合弁会社であること、基本補償が火災・破裂・爆発であり、落雷/風災・雹災・雪災/水災/水濡れ/物体の落下・飛来・衝突/騒擾/盗難/臨時費用/地震火災費用などを選択できる補償選択型であること、保険期間が1年または5年、インターネット割引10%、築年数に応じた保険料体系、対象が個人所有の持ち家〈一戸建て・マンション〉で賃貸物件・法人所有・築40年超が対象外であること等)は、同社公式サイトおよび各種公開情報に基づく2026年8月時点の概要であり、補償の区分・名称・引受条件・割引・保険料・特約の内容は、プランや商品改定により異なる場合があります。実際の補償範囲・保険金の支払要件・免責事由は約款によって定まります。地震・噴火・またはこれらによる津波を原因とする損害は、火災保険では補償されず、地震保険等の別の備えが必要です。保険料の水準や「安くなる」効果は、建物の構造・所在地・築年数・保険金額・選択した補償等により大きく異なり、必ずしも他社より安くなるとは限りません。2026年8月13日の千葉県の大雨に関する記述(浸水被害の約半数が浸水想定区域外であったとの分析)は報道機関・気象情報会社の公表情報に基づく概数です。契約前には必ず公式サイト・パンフレット・重要事項説明書・約款で最新の内容をご確認いただき、必要に応じて保険会社や有資格の担当者にご相談のうえ、ご自身の判断で選択してください。

