宅建のメリット・デメリット完全解説|合格率18.7%・登録費用約6万円・資格手当1〜3万円のリアルを独立系FPが解説【2026年】

家計・教育・節約
★ 宅建の価値は「業務独占+事務所5人に1人の設置義務」=需要が法律で作られていること。不動産・金融・建設の職場なら資格手当で数か月〜1年で元が取れます。ただし業界の外では手当がつきにくく、合格後の登録に約4万円かかる——取る価値は「どこで働くか」で決まります
宅建は毎年24万人以上が受ける日本最大級の国家資格。令和7年度(2025年)は受験者245,462人・合格率18.7%・合格点33点でした。合格に有効期限はなく一生モノで、受験資格もなし(誰でも何歳でも受けられます)。一方で試験は年1回・勉強時間は300〜500時間——正直なメリットとデメリットを両方お伝えします🐾

当サイトの人生で役立つ資格6選で、「クビになっても食える武器」として挙げた資格のひとつが宅建(宅地建物取引士)です。
ただ、資格の記事にはどうしても「取れば人生が変わる」という煽りがつきものです。宅建はスクールや通信講座のビジネスが大きい分野でもあるので、メリットばかりが強調されがち
この記事では、お金の専門家の目線で「いくらかかって、いくら戻るのか」まで数字で確認しながら、宅建のメリットとデメリットを両方とも正直に解説します。結論から言うと、宅建は「取れば収入が増える資格」ではなく、「どこで働くかによって価値が決まる資格」です🐾

先に結論

  • 強さの正体は“業務独占+必置”重要事項の説明など宅建士にしかできない仕事があり、さらに事務所ごとに「従業者5人に1人以上」の専任の宅建士を置く義務があります。需要が法律で作られているのが最大の価値です
  • コスパは良い。受験手数料は8,200円、独学なら教材費と合わせて3万円弱資格手当が月1〜3万円つく職場なら、登録費用まで含めても数か月〜1年で回収できます
  • 合格に有効期限はありません(一生有効)登録・宅建士証の交付をしなければ維持費は0円なので、「受かるだけ受かっておく」も立派な選択です
  • デメリットは5つ。①試験は年1回(10月)で落ちれば1年待ち勉強時間300〜500時間合格後に登録37,000円+交付4,500円(実務経験2年未満はさらに実務講習約2万円)+5年ごとの更新費用不動産業界の外では手当がつかないことも多い宅建士だけでは独立できない(別途、宅建業の免許が必要)
  • 結論不動産・金融・建設で働く(働きたい)人は取る価値が非常に高いそうでない人が「お金の教養」目的で取るなら、先にFP3級・簿記3級のほうが費用対効果は上です🐾

① 宅建(宅地建物取引士)とは?30秒でわかる基本

正式名称は「宅地建物取引士」。2015年4月に、それまでの「宅地建物取引主任者」から名称が変更されて“士業”の仲間入りをしました。ざっくり言えば不動産取引のプロであることを国が証明する国家資格です。

項目内容(2026年8月時点)
正式名称宅地建物取引士(略称:宅建士・宅建)
実施団体一般財団法人 不動産適正取引推進機構(国土交通大臣指定)
試験日年1回・10月の第3日曜日(2026年度は10月18日〈日〉/13:00〜15:00)
出題形式4肢択一のマークシート・50問・2時間(記述も面接もありません)
受験資格なし。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます
受験手数料8,200円
申込期間例年7月上旬〜7月末(インターネット申込/郵送は締切が早い)
合格発表例年11月下旬
合格率おおむね15〜19%(令和7年度=2025年は18.7%

【2026年度を受けたい方へ】申込はすでに終了しています。2026年度(令和8年度)の試験日は10月18日(日)ですが、申込はインターネットが7月31日郵送が7月15日で締め切られています。この記事を読んで「受けよう」と思った方は2027年度の試験(例年10月第3日曜・申込は7月)が目標です。準備期間が1年あるので、むしろ有利。試験日程・手数料は毎年公式で発表されるので、必ず実施団体の公式サイトでご確認ください🐾

② 宅建の“強さ”の正体──3つの独占業務と「5人に1人」ルール

ここが宅建という資格を理解するいちばん大事なポイントです。宅建が強いのは、人気があるからでも、名前がカッコいいからでもありません。法律が需要を作っているからです。

3つの独占業務(宅建士にしかできない仕事)

  • ①重要事項の説明…契約前に、物件の権利関係やインフラ、法令上の制限などを買主・借主に説明する仕事。宅建士以外がやることはできません
  • ②重要事項説明書(35条書面)への記名…その説明書に名前を記す仕事
  • ③契約書(37条書面)への記名…契約内容を記した書面に名前を記す仕事

つまり不動産の売買・賃貸の契約は、宅建士がいなければ成立しません。あなたが部屋を借りたときや家を買ったときに、長い説明を受けた——あれをやっていたのが宅建士です。

「従業者5人に1人以上」の設置義務

さらに宅建業法は、事務所ごとに「業務に従事する者5人に1人以上」の割合で専任の宅建士を置くことを義務づけています。従業員が10人なら2人、20人なら4人。足りなくなれば、会社は補充しなければなりません

宅建の“強さ”の正体──従業者5人に1人は「専任の宅建士」が必要
不動産の事務所(従業者5人)専任の宅建士資格なしでもOK資格なしでもOK資格なしでもOK資格なしでもOKこの1人がいないと、事務所は営業できない → だから需要がなくならない

※イメージ図です。宅地建物取引業者は、事務所ごとに「業務に従事する者5人に1人以上」の割合で専任の宅建士を置くことが法律で義務づけられています(宅地建物取引業法)。つまり不動産会社は、宅建士がいないと事務所を開けません。資格の価値を支えているのは人気や流行ではなく、この「法律で作られた需要」です。

だから「景気に関係なく、一定の需要がある」

人気ではなく、法律が需要を作っている資格

資格の世界には「取っても仕事がない資格」がたくさんあります。宅建がそうならないのは、不動産会社が営業を続ける限り、宅建士を雇い続けるしかないという構造があるからです。
これは「持っていれば必ず稼げる」という意味ではありません。ただ、いまの仕事を失ったときに、選択肢がひとつ増える——その安心感が宅建の本質的な価値です🐾

③ データで見る宅建──合格率18.7%は「難しい」のか?

「宅建は難しい」と言われますが、数字で見るとどうでしょうか。過去10年の推移がこちらです。

受験者数と合格率の推移(2016年〜2025年)
受験者数(万人)合格率(%)
※上:受験者数(万人)/下:合格率(%)0714212819.8201620.9201721.4201822.1201920.4202023.5202122.6202223.3202324.1202424.5202514%17%20%15.4201615.6201715.6201817.0201916.8202017.7202117.0202217.2202318.6202418.72025

※(一財)不動産適正取引推進機構の公表データに基づく概数。2020年・2021年は10月試験と12月試験の合算で算出しています。合格率はおおむね15〜19%のレンジで安定し、受験者数は10年でおよそ19.8万人→24.5万人へ増加。合格率が毎年ほぼ一定なのは、宅建が「上位◯%を合格させる」相対評価に近い方式だからです。だから合格点は年によって動きます(2024年37点 → 2025年33点)。

ポイントは合格率がほぼ一定(15〜19%)だということ。これは宅建が「◯点以上で全員合格」ではなく、実質的に上位◯%を合格させる相対評価に近い方式だからです。だから合格点は年によって大きく動きます

年度受験者数合格者数合格率合格点
令和3年度(2021・10月)209,749人37,579人17.9%34点
令和4年度(2022)226,048人38,525人17.0%36点
令和5年度(2023)233,276人40,025人17.2%36点
令和6年度(2024)241,436人44,992人18.6%37点
令和7年度(2025)245,462人45,821人18.7%33点

ここが宅建のいちばん怖いところです。2024年の合格点は37点、2025年は33点同じ点数でも、受ける年によって合否が変わります。「35点取れば受かるらしい」と35点を目標にすると、37点の年に落ちます。
だから目標は「合格点」ではなく「38点」どんな年でも確実に受かる点を狙うのが、年1回しかない試験での正しい戦略です🐾

なお、合格率18.7%という数字は「5人に1人しか受からない」と読めますが、受験者には「会社に言われてとりあえず申し込んだ人」「ほとんど勉強していない人」もかなり含まれます。きちんと300〜500時間を積んだ人だけで見れば、体感の合格率はもっと高い——これは多くの合格者が語るところです。

④ 宅建を取るメリット7つ

メリット中身
①業務独占+必置宅建士にしかできない仕事があり、事務所には設置義務がある。需要が法律で守られている
②資格手当がつく相場は月1〜3万円(大手2〜3万円/中小1〜2万円/金融・建設1〜3万円程度)。年12〜36万円の差になります
③合格は一生有効合格に有効期限はありません。使いたくなったときに登録すればOK。登録しなければ維持費0円
④受験資格がない年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験可。学生も主婦・主夫も、60代でも受けられます
⑤転職・再就職の武器不動産はもちろん、金融(住宅ローン・不動産担保)・建設・保険でも評価されやすい
⑥自分の住まいに強くなる重要事項説明を「読める」ようになる。仲介手数料の上限、契約の落とし穴、借地借家法まで一通り学べます
⑦現実的な難易度300〜500時間=働きながら半年〜1年で狙える。人生を賭けなくても届く国家資格です

FP目線でいちばん大きいのは⑥かもしれません

住まいは、人生でいちばん高い買い物

宅建の勉強で扱う権利関係(民法・借地借家法)・法令上の制限・宅建業法・不動産の税金は、そのまま「自分の家を借りる・買う」ときの防具になります。
たとえば賃貸の仲介手数料には上限があること、重要事項説明で何を確認すべきか不動産投資の勧誘で何がおかしいか——知っているだけで数十万円〜数百万円の差になる場面があります(→賃貸の初期費用は減らせるワンルームマンション投資はやめとけ?)🐾

⑤ 宅建のデメリット5つ(ここは正直に)

資格サイトはメリットしか書かないことが多いので、デメリットも同じ熱量で書きます。

デメリット① 試験は年1回。落ちれば1年待ち

宅建は10月の第3日曜日、年に1回だけ。落ちたら、次のチャンスは1年後です。年に何度も受けられる試験と比べて、1回の重みがまったく違います。しかも合格発表は11月下旬なので、結果を待つ期間も含めると拘束期間は長いのが実情です。

デメリット② 勉強時間300〜500時間は、決して軽くない

目安は独学で300〜500時間(資料によっては500〜600時間)。仮に400時間なら、1日2時間で200日=約7か月。会社員なら、平日の夜と休日をかなり削ることになります。
ここで考えてほしいのは「その400時間を、他のことに使ったらどうなるか」という視点です。副業に使う、家族と過ごす、休む——時間も立派なコストです。当サイトが不要な資格5選で「なんとなく資格を集めるのはやめよう」と言っているのは、この機会費用があるからです。

デメリット③ 合格したあと、お金がかかる

これは意外と知られていません。合格=宅建士ではないのです。宅建士として働くには、資格登録宅建士証の交付が必要で、それぞれお金がかかります。

タイミング費用(目安・2026年8月時点)
受験手数料8,200円
教材費(独学の場合)テキスト+過去問+予想問題で1〜2万円程度
資格登録37,000円(都道府県知事への登録)
登録実務講習約2万円実務経験2年未満の人のみ必要)
宅建士証の交付4,500円
5年ごとの更新法定講習+交付手数料で1.6万円前後(都道府県により差あり)

実務経験がない人が宅建士証まで取ると、登録関連だけで約6万円。教材費・受験料を足すと10万円前後になります。「合格して終わり」ではないことは知っておきましょう。

デメリット④ 不動産業界の外では、手当がつかないことも多い

ここがいちばん現実的な落とし穴です。資格手当は会社が任意で決めるもの不動産・建設・金融以外の会社では、そもそも宅建手当の制度がないことがふつうです。
つまり「宅建を取ったから給料が上がる」わけではありません。上がるのは「宅建に手当を出す会社にいる場合」だけ。ここを取り違えると「取ったのに何も変わらなかった」となります。

デメリット⑤ 宅建士=独立ではない

「宅建を取れば独立できる」と思われがちですが、これは正確ではありません。不動産の仲介業を自分でやるには、宅建士の資格とは別に「宅地建物取引業の免許」が必要で、そこにお金がかかります。

開業に必要なもの目安の金額
営業保証金を供託する場合主たる事務所1,000万円(従たる事務所は1か所500万円)
保証協会に加入する場合150万円前後(弁済業務保証金分担金60万円+入会金等/団体・地域で差)+年会費
そのほか免許申請の手数料、事務所の要件を満たす物件、什器・広告費など

実務上はほとんどの新規業者が保証協会に加入しますが、それでも開業には百数十万円のまとまった資金が要ります。宅建は「独立への切符」ではなく「独立するための前提条件のひとつ」と理解しておきましょう。

“名義を貸すだけで月◯万円”は、やってはいけません

宅建の資格を持っていると、「働かなくていいから名前だけ貸してほしい」という誘いを受けることがあります。専任の宅建士はその事務所に常勤して専ら業務に従事することが前提であり、宅建業法は名義貸しを禁止しています

  • 違法行為であり、処分の対象…業者は免許の取消し等、宅建士本人も指示処分・事務禁止・登録の消除といった処分を受けるおそれがあります
  • トラブルの責任を負わされるリスク…知らないところで起きた取引の問題に、名前を貸した人が巻き込まれます
  • 「副収入になる」は割に合わない…苦労して取った資格を、数万円で失うことになりかねません

せっかく取った資格です。正しく、堂々と使いましょう🐾

⑥ 結局いくらかかって、いつ元が取れる?

お金の話に落とし込みます。独学+実務経験ありのケースで、かかるお金はざっくり8〜9万円。これを資格手当で回収すると、こうなります。

資格手当がつく職場なら、かかったお金は数か月〜1年で戻る
※縦:資格手当の累計(万円)/横:合格後の月数0369120か月2か月4か月6か月8か月10か月12か月かかったお金の合計 約8.5万円手当3万円/月2.8か月手当2万円/月4.2か月手当1万円/月8.5か月

※イメージ図です。「かかったお金 約8.5万円」は、受験手数料8,200円+市販テキスト・過去問など約1.5万円+資格登録37,000円+宅建士証の交付4,500円で試算した概数(実務経験2年未満の方は登録実務講習が別途約2万円)。資格手当の額・支給条件は会社によってまったく異なり、支給されない会社もあります。手当がつかない職場では、この図のような回収は起こりません。

手当が出る職場なら、宅建は「数か月で回収できる自己投資」。
手当が出ない職場なら、回収はゼロ。
——差を生むのは資格そのものではなく、置く場所です。

そして忘れてはいけないのが「登録しない」という選択肢合格の効力は一生続くので、今すぐ宅建士として働く予定がないなら、登録も交付もしなくてOKです。この場合、かかるお金は受験料+教材費の3万円弱だけ、維持費は0円必要になった時点で登録すればいい——これはかなり大きなメリットです。

⑦ 取るべき人・いらない人

宅建を取る価値が高い人

  • 不動産業界で働いている/これから働きたい人…ほぼ必須です。手当・昇進・転職のすべてに効きます
  • 金融・建設・保険で働く人…住宅ローン、不動産担保、土地活用の提案などで実務に直結。手当がつく会社も多い
  • 「クビになっても食える武器」が欲しい会社員合格は一生モノ。取っておくだけで再就職の選択肢が増えます
  • これから家を買う・不動産を相続する予定がある人数千万円の取引で騙されない知識が手に入ります。元は十分に取れます
  • 逆に、急がなくていい人お金の教養が目的なら、まずFP3級・簿記3級。こちらは2〜3か月・数千円で、全員に効く土台が手に入ります(→FP3級は独学で受かる
  • 「履歴書の資格欄を埋めたいだけ」の人はやめましょう300〜500時間は、その目的には高すぎる代償です(→不要な資格5選

⑧ 合格までのロードマップ(独学ベース)

まず配点を知る──宅建業法が最重要

科目問題数優先度
宅建業法20問最優先。満点近くを狙う(18点以上)。範囲が狭く、過去問の反復がそのまま点になります
権利関係(民法など)14問深追い禁止。範囲が広く難問も多い。7〜9点で十分と割り切る
法令上の制限8問暗記中心。5〜6点を目標に、数字を丁寧に覚える
税・その他3問出るところが限られる。2点取れれば上出来
5問免除科目(統計・土地・建物など)5問4〜5点。統計は直前に詰めれば取れます

宅建業法20問を落とさない——これが合格者に共通する戦略です。ここで18点取れれば、権利関係が半分でも合格圏が見えてきます。

スケジュールの目安

  • 1〜3月:宅建業法から着手…いきなり民法に行かないこと。最初に一番配点が高くて簡単な科目をやります
  • 4〜6月:法令上の制限・権利関係…テキストを1周し、すぐに過去問へ。テキストを完璧にしてから問題を解くのは非効率です
  • 7〜9月:過去問を12年分×3周…宅建は過去問の焼き直しが多い試験。ここが合否を分けます
  • 10月直前:統計・法改正・模試の復習…統計は最新の数字が出るので直前にまとめて

費用を抑えるコツ

  • 過去問はネットの無料サイトでも十分…市販の問題集を何冊も買うより、1冊を3周するほうが効きます
  • YouTubeの無料講義が非常に充実している…宅建は受験者が多いぶん、無料の解説動画が豊富。当サイトがFP3級で「無料で受かる」とお伝えしているのと同じ構図です
  • 宅建業に従事している人は「5点免除」を検討…登録講習(有料)を受けて修了すると、修了日から3年以内の試験で5問が免除され、45問で受験できます。ただし宅建業の従業者証明書が必要なので、業界外の人は使えません
  • 教育訓練給付が使える講座も…対象講座を修了すると受講料の20%(上限10万円)が支給される制度があります。対象かどうかは講座ごとに違うので、申し込む前に必ず確認を(→教育訓練給付とは?
FPねこ

その前に、お金の“義務教育”は済んでいますか?

宅建の前に取るべき資格があります。FP3級は独学・ほぼ無料で受かります。

FP3級は独学で受かる|最短合格ロードマップ →

よくある質問(猫がお答えします)

質問
不動産業界じゃないけど、宅建を取る意味はある?
あるにゃ。でも「給料が上がる」目的なら期待しすぎないでにゃ。資格手当は会社が任意で決めるものだから、不動産・建設・金融以外だと、そもそも宅建手当の制度がないことが多いにゃ。
それでも意味があるのは2つの理由にゃ。①クビになっても食える保険になる…業務独占+設置義務があるから、業界には常に需要があるにゃ。②自分の住まいのお金に強くなる…家を借りる・買う・相続するときに、重要事項説明を読めるかどうかで数十万円〜数百万円変わることがあるにゃ。
ただし「なんとなく」で300〜500時間を使うのはもったいないにゃ。お金の教養が目的なら、まずFP3級・簿記3級のほうが早くて安いにゃ🐾
FPねこ
質問
独学でいける?いくらかかるの?
独学で十分いけるにゃ。宅建は受験者が多いぶん、市販テキストも無料の解説動画も過去問サイトも山ほどあるにゃ。実際、独学合格者はとても多いにゃ。
費用は受験手数料8,200円+テキスト・過去問1〜2万円=合計3万円弱にゃ。スクールに通うと10万円前後かかることを考えると、まず独学で1年やってみるのが合理的にゃ。
コツは「テキストを読み込んでから過去問」ではなく「テキスト1周したらすぐ過去問」にゃ。宅建は過去問の焼き直しが多い試験だから、過去問12年分を3周できた人が受かるにゃ。目標は38点にゃ(合格点は年によって33〜37点と動くから、余裕を持つにゃ)🐾
FPねこ
質問
合格したら、登録までしたほうがいい?
すぐ宅建士として働く予定がないなら、登録しなくていいにゃ。ここは大事なポイントにゃ。宅建試験の合格に有効期限はなくて、一生有効にゃ。だから必要になったときに登録すればいいにゃ。
登録すると資格登録37,000円+宅建士証の交付4,500円、実務経験が2年未満なら登録実務講習が約2万円、さらに5年ごとの更新で1.6万円前後かかるにゃ。使う予定がないのに払うのはもったいないにゃ。
逆に不動産業界で働く/転職する予定があるなら、登録して宅建士証まで取るにゃ。手当の支給条件が「宅建士証の交付を受けていること」になっている会社もあるからにゃ🐾
FPねこ
質問
FP3級・簿記3級と宅建、どれから取るのが正解?
順番は「FP3級 → 簿記3級 → 宅建」がおすすめにゃ。理由はコスパの順番にゃ。
FP3級は2〜3か月・数千円で、税金・保険・年金・投資・住宅ローンの全体像が入るにゃ。これは全員に効くお金の義務教育にゃ。簿記3級は1〜2か月で、お金の流れの読み方が身につくにゃ。
それに対して宅建は300〜500時間・1年がかりにゃ。だから「まず軽くて全員に効くものから」が正解にゃ。
ただし不動産業界で働いている人は例外にゃ。その場合は宅建が最優先にゃ。仕事に直結するし、手当もつくからにゃ🐾
FPねこ
質問
宅建で独立して食べていける?
宅建士の資格だけでは独立できないにゃ。ここは誤解が多いところにゃ。不動産の仲介業を自分でやるには、宅建士の資格とは別に「宅地建物取引業の免許」が必要にゃ。
そして免許を取るには、営業保証金1,000万円を供託するか、保証協会に加入する(分担金60万円+入会金等で計150万円前後・年会費もあり)かのどちらかが必要にゃ。事務所の要件もあるにゃ。
つまり開業には百数十万円のまとまった資金が要るにゃ。「資格を取れば明日から独立」ではないにゃ。
そして念のためにゃ——「名義を貸すだけでお金がもらえる」という誘いには絶対に乗らないでにゃ名義貸しは宅建業法で禁止されていて、処分の対象にゃ。苦労して取った資格を失うことになるにゃ🐾
FPねこ

まとめ

  • 宅建の価値は「業務独占+必置」重要事項の説明など3つの独占業務があり、事務所には従業者5人に1人以上の専任の宅建士を置く義務がある。需要が法律で作られているのが強さの正体です
  • 難易度は合格率15〜19%(2025年は18.7%・合格点33点)。相対評価に近いので合格点が動く——だから目標は38点に置きましょう
  • メリットは、資格手当(月1〜3万円)合格が一生有効受験資格なし転職の武器自分の住まいのお金に強くなること
  • デメリットは、年1回で落ちれば1年待ち300〜500時間登録37,000円+交付4,500円+5年更新業界外では手当がつきにくい宅建士だけでは独立できないこと
  • 結論は「どこで働くかで価値が決まる」不動産・金融・建設なら取る価値は非常に高い。そうでないなら、先にFP3級・簿記3級。そしてすぐ使わないなら登録しないで維持費0円——これが賢い持ち方です🐾

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※本記事は2026年8月時点の一般的な情報提供であり、特定の資格取得・受験・スクール・通信講座・転職先を推奨し、または就職・収入・合格を保証するものではありません。宅地建物取引士資格試験に関する記述(実施団体が一般財団法人 不動産適正取引推進機構であること、試験が年1回・10月の第3日曜日に4肢択一50問2時間で実施されること、2026年度の試験日が10月18日〈日〉であること、受験手数料が8,200円であること、受験資格がないこと、令和7年度〈2025年〉の受験者数245,462人・合格者数45,821人・合格率18.7%・合格点33点〈登録講習修了者は45問中28点〉、令和6年度〈2024年〉の受験者数241,436人・合格者数44,992人・合格率18.6%・合格点37点、過去10年の合格率がおおむね15〜19%で推移していること等)は、同機構および資格予備校・報道各社の公表情報に基づく2026年8月時点の概数です。2020年度・2021年度は10月試験と12月試験に分割実施されたため、本記事のグラフでは両者を合算して算出しています。合格基準点は毎年の試験ごとに決定され、事前に確定しているものではありません。資格登録37,000円・宅建士証の交付4,500円・登録実務講習約2万円・法定講習を含む5年ごとの更新費用1.6万円前後といった金額は目安であり、都道府県・実施機関・時期により異なります。資格手当の相場(月1〜3万円)は各種調査に基づく目安で、支給の有無・金額・条件は企業ごとにまったく異なり、支給されない場合も多くあります。勉強時間300〜500時間は一般的な目安であり、前提知識や学習方法によって大きく変わります。宅地建物取引業の免許取得に関する記述(営業保証金の供託額、保証協会の弁済業務保証金分担金・入会金の目安等)は制度の概要であり、実際の金額・要件は加入する保証協会や地域、事務所数によって異なります。宅地建物取引業法は名義貸しを禁止しており、違反した場合は業者・宅地建物取引士のいずれも行政処分等の対象となり得ます。教育訓練給付制度の対象講座・支給率・上限額および支給要件は制度改正により変更されることがあり、対象講座かどうかは講座ごとに異なります。試験日程・申込方法・手数料・出題範囲・登録の要件および費用は変更される場合がありますので、受験・登録の前には必ず実施団体および各都道府県の公式情報をご確認のうえ、ご自身の判断で行動してください。

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