新NISAでコツコツ投資するなら、口座はSBI証券か楽天証券の二択でほぼ決まりです。どちらもネット証券の二大巨頭で、新NISAに完全対応・売買手数料は無料・クレカ積立でポイントも貯まるという優等生。「じゃあ結局どっちがいいの?」に答えるため、この記事ではクレカ積立の還元率(カード別)・投信保有ポイント・ポイント経済圏・使い勝手まで、独立系FPが2026年7月時点の情報で徹底比較します。
先に結論
- ◎迷ったら「カード・銀行と同じ側」に揃えるのが最適解。三井住友カード+住信SBIネット銀行ならSBI証券、楽天カード+楽天銀行なら楽天証券
- ◎初心者の入りやすさ・画面の見やすさなら楽天証券。品揃え・投信保有ポイント・IPO・拡張性ならSBI証券
- ✕どちらを選んでも買うのは「全世界株(オルカン)」か「S&P500」のインデックス投信を1本。レバレッジ・個別株・FX・仮想通貨は初心者には不要です
大前提:証券は「器」、中身はインデックス投信1本
まず大事なことを。SBIでも楽天でも、買うべき商品(中身)は同じです。当サイトの方針は「全世界株(オルカン)か米国株(S&P500)の低コストなインデックス投信を、新NISAでコツコツ積み立てる」の一択。レバレッジ型・テーマ型・個別株・FX・仮想通貨は、初心者が手を出すものではありません。
つまり証券口座は“どの器で同じ料理を食べるか”の違い。だからこそ、還元率のわずかな差で右往左往するより、自分の経済圏(カード・銀行)と同じ側の証券を選ぶのが合理的です。とはいえ「せっかくなら得な方を知りたい」のも本音。以下でしっかり比べます。


結論早見表:SBI証券 vs 楽天証券 総合比較(2026年7月)
まずは全体像から。細かい違いはこの後の章で1つずつ掘り下げます。
| 項目 | SBI証券SBIコンボ | 楽天証券楽天コンボ |
|---|---|---|
| 新NISA売買手数料 | 0円(投信・国内株) | 0円(投信・国内株) |
| 取扱い投信 | 業界最多クラス(定番は当然揃う) | 豊富(定番は一通り揃う) |
| クレカ積立 | 三井住友カード (0〜3.0%・利用額とランクで変動) | 楽天カード+楽天キャッシュ (0.5〜2.0%・カードとファンドで変動) |
| クレカ積立の上限 | 月10万円 | カード10万+キャッシュ5万=月15万 |
| 投信保有ポイント | ◎ 手厚い(投信マイレージ) | △ 一部・限定的 |
| つながる銀行 | 住信SBIネット銀行 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| 貯まるポイント | Vポイント/Ponta/dなど選べる | 楽天ポイント |
| 単元未満株 | S株(売買手数料0円) | かぶミニ(買付0円) |
| IPO(新規上場株) | ◎ ネット証券最多クラス | ○ 取扱いあり・抽選は平等 |
| アプリ・画面 | 高機能・情報量が多い | シンプルで初心者に人気 |
| 公式サイト | SBI証券公式 → | 楽天証券公式 → |
大づかみに言えば、SBI証券は「品揃え・ポイント還元・拡張性の王者」、楽天証券は「画面の見やすさと楽天経済圏との一体感」。新NISAで定番投信を積み立てるだけならどちらも大正解です。
新NISAをおさらい(2026年)
どちらの証券でも、新NISAの枠は同じです。
- つみたて投資枠:年120万円(毎月コツコツ積立向き。対象は金融庁お墨付きの長期向け投信)
- 成長投資枠:年240万円(個別株やETFも買えるが、初心者はここでもインデックス投信でOK)
- 合計:年360万円まで。生涯の非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は最大1,200万円)
- 売った分の枠(簿価)は翌年に復活。使い切れなかった年の枠は翌年に持ち越せない
SBI証券・楽天証券はどちらも新NISAに完全対応。人気のインデックス投信を揃えているので、初心者でも迷わず始められます。
①クレカ積立:カード別・還元率を徹底比較
二強を分ける一番の争点がクレカ積立の還元率です。ただし2024〜2026年で各社ルールが何度も改定され、「カードのランク」と「前年のカード利用額」で還元率が段階的に変わる複雑な仕組みになりました。数字はあくまで2026年7月時点の概数として見てください。
■ SBI証券(三井住友カード)
| カード | 年会費(税込) | 積立還元率 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 一般(NL等) | 無料 | 0〜0.5% | 前年カード利用10万円以上で0.5%(未満は0%) |
| ゴールド(NL) | 5,500円※ | 0〜1.0% | 年100万円利用で1.0%/10万円以上で0.75%(※年100万利用で翌年以降永年無料) |
| プラチナプリファード | 33,000円 | 1.0〜3.0% | 前年利用額に応じて段階up(最大3.0%) |
■ 楽天証券(楽天カード+楽天キャッシュ)
| 決済手段 | 年会費(税込) | 積立還元率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 無料 | 0.5〜1.0% | 低コスト投信は0.5%(代行手数料0.4%以上のファンドは1.0%) |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75〜1.0% | 同上(0.4%以上ファンドは1.0%) |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% | ファンド問わず1.0% |
| 楽天キャッシュ | ― | 0.5% | カード枠に月5万円まで上乗せ(合計月15万まで積立可) |
2026年の注意点:①三井住友ゴールドNLの「年100万円」修行の集計から、クレカ積立分は対象外になりました(2026年3月〜)。つまり100万円は“普段のお買い物”で作る必要があります。②SBIの還元率は前年のカード利用額で決まる方式に。③楽天はファンドの代行手数料で還元率が変わります。最新の付与率・条件は各証券の公式ページで必ず確認してください。
ざっくりの目安:年会費無料カードで比べると互角(ともに実質0.5%)。年会費を払って高還元を狙うなら、SBIのプラチナプリファード(最大3.0%)が頭ひとつ抜けますが、その分「元を取る」ための年間利用額のハードルも高い。大半の人は無料カード(三井住友NL or 楽天カード)で十分です。


②投信保有ポイント:意外と効く「隠れた差」
クレカ積立の還元は「買うとき」の一度きり。それに対し投信保有ポイントは、投信を持っている間ずっと毎月もらえる仕組みで、長期のインデックス投資とは相性抜群です。
ここはSBI証券(投信マイレージ)に軍配。対象ファンドの残高に応じて年率0.01〜0.1%程度のポイントが継続付与されます。楽天証券は残高達成時の一時ポイントなど限定的。金額は小さいものの、数十年・数千万円規模で積み上がると効いてくるため、「長く大きく持つ」つもりの人にはSBIが少し有利です。


③ポイント経済圏:楽天ポイント vs Vポイント
証券単体でなく「日常生活のポイント」で選ぶ視点も大切です。
- 楽天証券=楽天ポイント。楽天市場・楽天モバイル・楽天カードなど、楽天経済圏で普段から買い物する人はポイントが1か所に集約されて分かりやすい。貯めた楽天ポイントで投信や国内株を買えるのも便利
- SBI証券=Vポイント(三井住友)を中心に、Ponta・dポイント・JALマイルなどから選べる。コンビニ・飲食の対象店でVポイントが貯まりやすく、Vポイントでも投信が買える
どちらが上ということはなく、あなたが普段どのポイントを使っているかで決めるのが正解。楽天ヘビーユーザーなら楽天、そうでなければSBI+Vポイントが素直です。
④単元未満株・IPO・米国株・アプリの使い勝手
新NISAのインデックス積立が主役ですが、慣れてきて「1株から個別株も少しだけ」「米国株も」と広げたくなったときの差も見ておきましょう。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 単元未満株(1株から) | S株:買付・売却とも手数料0円 | かぶミニ:買付0円。リアルタイム取引はスプレッドあり |
| IPO(新規上場株) | 取扱数はネット証券最多クラス。外れても貯まるIPOチャレンジポイント | 取扱いあり。抽選は資金量に関係なく完全平等 |
| 米国株 | 取扱豊富。住信SBI経由で為替コストを抑えやすい | 取扱豊富。楽天銀行と連携・画面が分かりやすい |
| アプリ | 用途別に複数・高機能 | 「iSPEED」など少数精鋭でシンプル |
| ポイント投資 | Vポイント等で投信購入可 | 楽天ポイントで投信・国内株購入可 |
拡張性・IPO・単元未満株のコスト面ではSBIがやや優勢。一方でアプリの分かりやすさ・とっつきやすさは楽天。「まずは新NISAだけ、シンプルに始めたい」人には楽天の画面設計が刺さります。
結局どっちにすればいい?(タイプ別)
正直、新NISAで定番インデックス投信を積み立てるなら、どちらでも失敗しません。そのうえで背中を押すなら——
タイプ別おすすめ
- ◎楽天カード・楽天銀行・楽天市場をよく使う→ 楽天証券(楽天コンボ)
- ◎三井住友カード・住信SBIネット銀行で組む/将来IPOや個別株も→ SBI証券(SBIコンボ)
- ◎とにかく画面が分かりやすい方がいい・投資が初めて→ 楽天証券
- ◎品揃え・投信保有ポイント・高還元カードまでフル活用したい→ SBI証券
これでコンボの3パーツ(カード・銀行・証券)がそろいました。あとは新NISAでオルカンかS&P500を毎月コツコツ積み立てるだけ。仕組みを作ってしまえば、お金は自動で育っていきます。迷って動けないのが一番もったいない——半々で迷うなら、普段使いのポイント経済圏で「えいや」と決めてしまいましょう。
よくある質問(猫がお答えします)








まとめ
- 証券はSBI証券か楽天証券の二択。どちらも新NISA完全対応・売買手数料0円
- クレカ積立は無料カード同士ならほぼ互角(0.5%)。高還元を狙うならSBIのプラチナプリファード(最大3.0%)
- 投信保有ポイント・IPO・拡張性はSBI、画面の分かりやすさ・楽天経済圏との一体感は楽天
- 決め手はカード・銀行と同じ側で揃えること。買うのはオルカンかS&P500のインデックス投信1本(レバ・個別株・FX・仮想通貨は不要)
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※本記事は2026年7月時点の一般的な情報提供であり、特定商品の購入を勧誘するものではありません。投資は元本割れのリスクを伴います。手数料・ポイント付与率・還元条件・新NISAの取扱いは改定される場合があるため、口座開設・買付前に各証券会社の公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。

