「元本保証で月利5%」「有名人も推奨」——こんな誘い文句は、ほぼ100%詐欺です。大切なお金を守るために、よくある投資詐欺の手口と見抜き方、被害に遭ったときの対処まで、FPねこが解説します。
近年急増:SNS型の投資詐欺
特に増えているのが、SNSやマッチングアプリ、LINEを入り口にした投資詐欺です。著名な投資家や経営者になりすました広告、「投資の先生」を名乗る人物からの勧誘などで、被害額は年々増加しています。手口は巧妙化しており、「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ない、と心得ましょう。
よくある3つの手口
① 「元本保証・高利回り」型
「元本保証で月利5%」「絶対に儲かる」といった勧誘。そもそも投資に「元本保証で高利回り」は存在しません。元本保証をうたえるのは預金など法律で守られたものだけ。高い利回りを保証する時点で詐欺と断定してよいレベルです。
② 有名人なりすまし型
著名な投資家・経営者の写真や名前を無断で使った広告から、LINEグループなどに誘導する手口。「○○さんが教える必勝法」などとうたいますが、本人とは無関係です。SNSの広告から知らない投資グループに誘導されたら、まず詐欺を疑いましょう。
③ 「最初は儲かる」型(ポンジ・スキーム)
最初に少額を投資させ、わざと利益が出たように見せて信用させ、大きな金額を入金させてから音信不通になる手口。出金しようとすると「手数料が必要」などと追加でお金を要求してきます。


詐欺を見抜く5つのチェック
- 「元本保証」「絶対儲かる」と言う→ 詐欺確定レベル
- 異常に高い利回り(月利○%など)→ 非現実的
- SNS・マッチングアプリ経由の勧誘→ 警戒
- 「今だけ」「あなただけ」と急かす→ 冷静さを奪う手口
- 金融庁に登録のない業者→ 無登録は違法・危険


「自分は騙されない」が一番危ない
投資詐欺の被害者は、決してお金や知識のない人ばかりではありません。むしろ「自分は大丈夫」と過信している人ほど、巧妙な手口に引っかかります。詐欺グループは心理学を駆使し、信頼関係を築いてから少しずつお金を引き出します。「うまい話には必ず裏がある」「急かす話は疑う」という基本姿勢を持ち、少しでも怪しいと思ったら、契約・入金の前に家族や公的機関に相談することが、最大の防御です。
相談先を覚えておこう
「これは詐欺かも」と思ったとき、あるいは家族が巻き込まれそうなときの相談先を、あらかじめ知っておくと安心です。消費者ホットライン(188)は、商品やサービスのトラブル全般の相談窓口。警察相談専用電話(#9110)は、緊急ではないが警察に相談したいときの窓口です。投資の勧誘業者が登録業者かどうかは、金融庁のウェブサイトで確認できます。一人で抱え込まず、契約・入金の前にこうした窓口に相談すれば、被害を未然に防げる可能性が高まります。


結局どうすればいい?
投資詐欺を防ぐ最大の武器は「うまい話はない」と知っていることです。元本保証で高利回り、有名人の推奨、急かす勧誘——どれか一つでも当てはまれば疑いましょう。資産形成は、NISAでインデックスをコツコツ、という地味で正攻法なやり方が、結局いちばん安全で確実です。怪しいと思ったら、入金前に必ず誰かに相談を🐾

