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高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:米ドル等の法定通貨に価値を連動させた暗号資産のことです。価格変動を抑える設計です。
もう少し詳しく
ステーブルコイン(Stablecoin)とは
ステーブルコイン(Stablecoin)とは、米ドル・ユーロ等の法定通貨に価値を連動させ、価格変動を抑える設計の暗号資産のことです。「安定した(Stable)コイン」の名の通り、価格安定を最大の特徴とします。
主要なステーブルコイン
### USDT(テザー、Tether)
- 時価総額1位のステーブルコイン
- 米ドル連動
- 暗号資産取引のドル代替として広く使用
### USDC(USD Coin)
- 米ドル連動
- Circle社・Coinbase運営
- 規制対応・透明性高い
### DAI
- 米ドル連動
- 完全分散型(暗号資産担保)
- DeFiで広く利用
### TUSD(True USD)
- 米ドル連動
- 法定通貨担保
### BUSD(Binance USD、廃止)
- バイナンス発行
- 2024年に廃止
ステーブルコインの種類
### 法定通貨担保型
- 法定通貨で裏付け
- 1コイン=1ドル相当の準備金
- USDT、USDC等
### 暗号資産担保型
- 暗号資産(ETH等)で担保
- スマートコントラクトで価格安定
- DAI等
### アルゴリズム型
- アルゴリズムで価格調整
- 担保なし
- リスク高、UST(Terra)崩壊例あり
ステーブルコインの主な用途
### 暗号資産取引の中継
- 取引所内でドル代替
- 暗号資産ペアの価格安定化
### 国際送金
- 24時間365日
- 銀行不要
- 手数料安い
### DeFi(分散型金融)
- 流動性プール
- 貸出・借入
- ステーブルコイン同士のスワップ
### インフレ対策
- 自国通貨インフレ国で利用
- アルゼンチン・トルコ・ベネズエラ等
### 海外送金(個人)
- 海外労働者の母国送金
- 高い銀行手数料を回避
ステーブルコインのリスク
### 発行体の信用リスク
- 担保が本当にあるか
- USDT発行体テザー社の透明性問題
### ペッグ崩壊リスク
- 1ドル連動が崩れる可能性
- 過去にUST(Terra)が崩壊
### 規制リスク
- 各国の規制強化
- 銀行業に近い扱いへ
### ハッキング
- スマートコントラクトのバグ
- 取引所のハッキング
ステーブルコイン崩壊事例
### UST(Terra USD)崩壊(2022年5月)
- アルゴリズム型ステーブルコイン
- 1ドル連動が崩れ、0.1ドル以下に
- 数日で約400億ドルの資産消失
- 暗号資産業界の信頼失墜
日本のステーブルコイン規制
- 2023年改正資金決済法
- ステーブルコインの発行が法的に整備
- 発行体は銀行・信託会社・資金移動業者に限定
- 利用者保護強化
FPねこの視点
ステーブルコインは「価格が安定した暗号資産」として便利ですが、発行体の信用リスクは無視できません。アルゴリズム型ステーブルコインは特に危険で、過去のUST崩壊は記憶に新しい。資産形成手段として持つよりも、「暗号資産取引の中継」「DeFi利用の前段階」として一時的に保有するのが現実的と言えるでしょう。
具体例
例えば、ビットコインを売却して一時的にステーブルコイン(USDT等)に変えると、価格変動リスクなしで保有可能。後でビットコインや他のアルトコインに再投資できます。ただし、USDT発行体の信用リスクは常に存在します。
よくある誤解
「ステーブルコインは安全なドル」と思われがちですが、UST崩壊のように突然価値を失う事例もあります。「銀行預金より便利でリスクなし」という認識は危険で、発行体の信頼性を確認することが重要です。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。