ストライクプライス(権利行使価格)とは?意味・使い方を猫と一緒にやさしく解説

デリバティブ・ヘッジ
ストライクプライス / Strike Price
最終確認日:2026年05月27日

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高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:オプション取引で将来売買する価格として設定される価格のことです。権利行使価格とも呼ばれます。

もう少し詳しく

ストライクプライス(権利行使価格)とは

ストライクプライス(Strike Price)または権利行使価格とは、オプション取引において、将来オプションを行使する時に原資産を売買する価格のことです。オプションの本質的価値を決定する重要な要素です。

ストライクプライスの設定

オプション取引では、複数のストライクプライスが設定されています:

  • ITM(In The Money):本質的価値あり
  • ATM(At The Money):現在価格と同じ
  • OTM(Out of The Money):本質的価値なし

ITM・ATM・OTMの例

日経平均34,000円の時のコールオプション:

| 権利行使価格 | 状態 | 本質的価値 |

|—|—|—|

| 32,000円 | ITM(深い) | 2,000円 |

| 33,000円 | ITM | 1,000円 |

| 34,000円 | ATM | 0円 |

| 35,000円 | OTM | 0円 |

| 36,000円 | OTM(深い) | 0円 |

プットオプションは逆(権利行使価格 > 現在価格でITM)。

ストライクプライスと損益

### コールオプション買い

  • 損益分岐点 = 権利行使価格 + プレミアム
  • 損益分岐点を超えた分が利益

### プットオプション買い

  • 損益分岐点 = 権利行使価格 − プレミアム
  • 損益分岐点を下回った分が利益

ストライクプライスの選び方

### ITM(深い)オプション

  • プレミアム高い
  • 価格変動の影響受けやすい
  • レバレッジ効果小

### ATMオプション

  • プレミアム標準
  • 時間価値が最大
  • 流動性高い

### OTMオプション

  • プレミアム安い
  • 価格変動の影響大
  • レバレッジ効果大、ハイリスク

ストライクプライスの間隔

### 日経225オプション

  • 通常125円刻み
  • 限月により異なる

### 個別株オプション

  • 銘柄により異なる
  • 数十円〜数百円刻み

ボラティリティとストライクプライス

オプションのプレミアムは「インプライド・ボラティリティ(IV)」に大きく依存:

  • IVが高い→プレミアム高い
  • IVが低い→プレミアム安い
  • ストライクプライスごとにIVが異なる(ボラティリティスマイル)

FPねこの視点

ストライクプライスはオプション取引の基本概念ですが、選び方で損益が大きく変わります。深いOTMオプションは「宝くじ」のように、低コストで大きな利益を狙えますが、ほぼ全額損失で終わることが多いです。長期投資には関係ない知識ですが、オプションを学ぶ際の入口として理解しておくと役立ちます。

具体例

例えば、日経平均34,000円の時、ストライクプライス35,000円のコールを200円で買い。日経平均が満期に35,500円になれば、(35,500−35,000)−200=300円の利益。プレミアム200円の1.5倍のリターン。プレミアムは安いが、上昇しないと全額損失です。

よくある誤解

「OTMオプションは安いから大量に買って大儲け」と思われがちですが、ほとんどのOTMオプションは「価値ゼロ」で満期を迎えます。確率論では損失となる確率の方が圧倒的に高いです。

本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。
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