保険は「入りすぎ」が一番のムダ。日本の公的保険はとても手厚いので、民間の保険で本当に必要なのはたった3つ——火災保険・対人対物“無制限”の自動車保険・掛け捨ての生命保険だけです。この記事では、その3つを「なぜ必要か」「どう選ぶか」「どこで入るとお得か」まで、やさしく具体的に案内します。
先に結論:入るべきはこの3つだけ
- ◎火災保険(持ち家=建物+家財/賃貸=家財+借家人賠償)。住む場所がある人はほぼ全員
- ◎自動車保険(任意・対人対物“無制限”)。車を持つ人は絶対に必要
- ◎掛け捨ての生命保険。あなたが大黒柱で、亡くなると家族が経済的に困る人だけ
- ✕医療・がん・貯蓄型などは原則すべて不要。理由は別記事「入ってはいけない保険・解約しよう」で
なぜ「3つだけ」でいいの?
答えはシンプルで、日本の公的保険(社会保険)がとても手厚いからです。たとえば医療費は高額療養費制度で、ひと月の自己負担に上限があります(一般的な所得なら月100万円の治療でも自己負担は約9万円)。働けなくなれば傷病手当金(給与の約2/3を最長1年半)や障害年金、大黒柱が亡くなれば遺族年金があります。
つまり民間保険の出番は、「公的保険でもカバーしきれない、めったに起きないが起きたら家計が破綻する“巨額の損害”」だけ。それに当てはまるのが、火災・自動車事故の賠償・大黒柱の死亡というこの3つなのです。
1火災保険住む人はほぼ全員に必要
火事・台風・水ぬれなどで家や家財をまるごと失うと、自腹での建て直し・買い直しはほぼ不可能。だから持ち家でも賃貸でも火災保険は必須です。持ち家は建物+家財、賃貸は家財+借家人賠償(大家さんへの原状回復責任)をカバーします。なお地震保険は基本的に不要(理由は不要な保険の記事で解説)、水災は浸水・土砂リスクのある地域だけ付ければ十分です。
2自動車保険車を持つなら絶対に必要
強制加入の自賠責保険は「対人のみ」で、対物(相手の車・建物)はゼロ。しかも上限があります。一方、事故の賠償は対人・対物ともに数千万〜数億円になることも。だから車を持つなら、任意保険で対人・対物を必ず“無制限”にするのが鉄則です。
- 対人・対物=無制限(ここは絶対に妥協しない)/人身傷害=3,000万〜5,000万
- 車両保険は不要——万一の修理代を自腹で払えないなら、その車は身の丈に合っていないサインです
- 弁護士費用特約は付けておくと安心(もらい事故で泣き寝入りしないため)
3掛け捨ての生命保険大黒柱だけ必要
生命保険が必要なのは、あなたが亡くなると、残された配偶者や子の生活費・教育費が回らなくなる人だけ。独身、共働きで子なし、子が独立済みなら原則不要です。必要な人も「掛け捨て」で十分。貯蓄型(終身)は手数料が高く、増やす効率はNISAに大きく劣ります。
- 収入保障保険がおすすめ。毎月お給料のように受け取れ、年々保障が減るぶん割安です
- 必要保障額=(遺族の支出−遺族年金−配偶者の収入−貯蓄)。団信つき住宅ローンや完済済みの持ち家があれば、住居費の分だけ減らせます
- 子の独立に合わせて減額・卒業を。貯蓄型・外貨建て・変額は不要です
+ あわせて付けたい「特約」(月数百円)
単体の保険ではありませんが、必要な保険に少額で付けられて価値が高い特約が2つあります。
- 個人賠償責任特約(全員におすすめ)…自転車事故・子どもの破損・階下への水漏れなど、日常の“他人への賠償”をカバー。火災保険か自動車保険に月100〜200円ほどで付けられます。単体の自転車保険は不要
- 弁護士費用特約(車を持つ人に)…もらい事故で自分が被害者のときの弁護士費用をカバー。自動車保険に年1,500〜3,000円ほどで
入る前に:相見積もりで保険料は大きく変わる
同じ補償でも、会社を変えるだけで年数万円安くなるのが保険の世界。だからこそ、火災も自動車も生命も「1社で即決」せず、必ず複数社を比べてから」入りましょう。結婚・出産・住宅購入・子の独立は見直しの好機。タイミングを逃さないことが、ムダな保険料を防ぐコツです。
よくある質問(猫がお答えします)




まとめ
- 必要な保険は火災・対人対物無制限の自動車・掛け捨て生命の3つだけ
- 火災は相見積もり(KURABEL/賃貸は日新火災)、自動車は一括見積もり+ネット型、生命は掛け捨て(FWD・メットライフ等)で
- 個人賠償・弁護士費用特約は少額で価値大。車両保険・貯蓄型は不要
- 同じ補償でも会社で年数万円違う。1社で即決せず必ず比べる
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※本記事は2026年6月時点の一般的な情報提供であり、特定の保険商品の加入を勧誘・強制するものではありません。掲載の商品・比較サイトは編集部の調査に基づく参考情報で、保険料・補償内容・取扱いは改定される場合があります(リンク先は各社公式・比較サイト。アフィリエイト等の広告を含む場合があります)。高額療養費の自己負担上限は2026年8月に引き上げが予定されています。最終的なご判断はご自身で、申込前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。


