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高リスク用語のお知らせこの用語は上級者向けの取引・商品に関するものです。仕組みが複雑で大きな損失が出る可能性があります。十分に理解し、ご自身のリスク許容度を踏まえた上でご利用ください。
ひとことで言うと:金融商品を借りて売却するポジションのことです。価格下落で利益が出ます。
もう少し詳しく
ショートとは
ショート(Short)とは、金融商品を借りて売却するポジション(売りポジション)のことです。「売り建て」「ショートポジション」「空売り」とも呼ばれ、価格下落により利益が出ます。
ショートの基本概念
- 意味:借りて売る
- 利益が出る方向:価格下落
- 損失最大:無限大(理論上)
- 利益最大:100%(ゼロまで)
ショートの種類
### 信用ショート(空売り)
- 信用取引で売り建て
- 株式を借りて売却
- 後で買い戻して返却
### 先物ショート
- 先物の売り建て
- 限月決済
- 高レバレッジ
### オプションショート
- オプション売り(コール売り・プット売り)
- プレミアム受取
- 損失リスク大
### CFDショート
- CFDの売り建て
- レバレッジ取引
### インバースETF
- インバース型ETF購入
- 間接的ショート
- 長期保有は逓減で目減り
ショートのメリット
- 下落相場で利益:相場下落予想
- ヘッジ可能:保有株の下落対策
- ポートフォリオ多様化:ロングだけでない戦略
- 市場全体のリスクを取れる
ショートのリスク
### 損失が無限大
- 株価上昇には上限なし
- 2倍・3倍・10倍も可能性
- 致命的損失リスク
### 踏み上げ
- 空売り過多銘柄での急騰
- 連鎖的買戻し
- 急速な損失拡大
### 貸株料・逆日歩
- 保有期間中の継続コスト
- 突発的な追加費用(逆日歩)
### 配当落調整金
- 配当権利日の空売り
- 配当相当額を支払う
### 心理的負担
- 上昇相場での恐怖
- 損切りタイミングの判断難
ショートの主な利用シーン
### 下落予想銘柄
- 業績悪化銘柄
- バブル懸念銘柄
- 過大評価銘柄
### ヘッジ目的
- 保有株の下落対策
- ポートフォリオの市場リスク削減
### 株主優待クロス
- 信用売り+現物買い
- 価格変動リスクをゼロに
- 優待のみ取得
### ペアトレード
- 同業種で買い・売り
- 相対パフォーマンス狙い
有名なショートの成功事例
### ジョージ・ソロスのポンド・ショート(1992年)
- 英国ポンド売り
- 1日で10億ドルの利益
- 「イングランド銀行を打ち負かした男」
### マイケル・バーリのサブプライム・ショート(2008年)
- 米国住宅市場の崩壊予想
- CDSで巨額利益
- 映画『マネー・ショート』のモデル
ショートの失敗事例
### メルビン・キャピタル(2021年)
- GameStop空売り
- 個人投資家の集中買いで踏み上げ
- ヘッジファンド破綻
FPねこの視点
ショートは「リスクが極めて高い投資手法」です。理論上、損失は無限大。歴史上、ショートで巨額損失を出した投資家・機関は数えきれません。長期インデックス投資には全く不要で、株主優待クロス以外では避けるべき手法と言えるでしょう。
具体例
例えば、ある銘柄を1,000円で1,000株ショート。500円まで下落すれば50万円の利益。しかし2,000円まで上昇すると100万円の損失、3,000円なら200万円の損失と無限に拡大します。ロングなら最大100万円の損失(ゼロまで)ですが、ショートは上限なしです。
よくある誤解
「ショートで簡単に儲かる」と思われがちですが、長期では市場は上昇傾向です。下落タイミングを当てるのは極めて困難で、ショート戦略で長期的に勝ち続けるのはプロでも至難の業です。
更新日:2026年05月27日内容に誤りを見つけたら教えてください
本ページの内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務助言ではありません。最新の制度・税率・数値は変更されている可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で、または専門家にご相談の上で行ってください。