「SBI証券で新NISAの口座は作った。でも——結局どの投資信託を買えばいいの?」
ランキングには何十本も並んでいて、名前も似ていて、手が止まってしまう。とてもよくある悩みです。でも安心してください。独立系FPの結論は、拍子抜けするほどシンプル。初心者なら「オルカン」か「S&P500」の2択でOKです。
この記事では、SBIで人気の低コストインデックスを1本ずつ解説し、よく迷う「SBI・VシリーズとeMAXIS Slim、どっちがいい?」にも回答。さらに三井住友カードのクレカ積立でポイントを上乗せする方法まで、この1本でわかります🐾
(楽天証券の方は→楽天証券のNISAで買うべき投資信託)
先に結論
- ◎初心者はこの2択でOK。①全世界に分散したいなら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=オルカン」、②米国の成長に賭けたいなら「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」か「SBI・V・S&P500」
- ◎どちらも“超低コストのインデックス”(信託報酬は年0.1%前後)。1本持つだけで世界中/米国の何百〜何千社にまとめて分散投資できます
- ◎「SBI・V」と「eMAXIS Slim」はほぼ互角。中身の作り方が違うだけで、コストも実質リターンもほぼ同じ。どちらでもOK(オルカンだけは eMAXIS Slim がわずかに低コスト&残高が大きく無難)
- ◎買うなら「三井住友カードのクレカ積立」に。積立額に応じてVポイントが付き(一般カードで0.5%〜)、現金で積み立てるよりお得。NISAのクレカ積立は月10万円まで
- ✕FANG+・NASDAQ100・レバレッジ・テーマ型・毎月分配は初心者向けではない。値動きが激しかったり、信託報酬が桁違いに高かったり。まずはオルカン/S&P500の“ど真ん中”から
① SBIで買うべきは、この2択
結論はもう出ています。「全世界(オルカン)」か「米国(S&P500)」か、好みで選ぶだけ。違いはこれだけ理解すればOKです。
| オルカン(全世界株式) | S&P500(米国株式) | |
|---|---|---|
| 中身 | 日本を含む世界約50か国・数千社にまるごと分散 | 米国の代表的な約500社に分散 |
| 考え方 | 「どの国が伸びるか当てず、世界全体の成長にのる」 | 「世界経済を引っ張る米国の成長にのる」 |
| こんな人に | 迷ったらこれ。世界に広く分散して“ほったらかし”たい | 米国の強さを信じる。過去の成績はやや高め(将来は保証なし) |
どちらも長期・分散・低コストという“王道”を満たす優等生。迷ったら「オルカン」1本で十分です。両方を少しずつ持ってもかまいません(ただし中身は米国が大きく重なります)🐾
② SBIで人気の投資信託を1本ずつ解説
SBI証券の積立ランキング上位に並ぶ、代表的な銘柄を見てみましょう。まずコストの低さを比べると、インデックスの優秀さが一目でわかります。
※信託報酬は運用中ずっと差し引かれるコスト。低いほど有利です。オルカンやS&P500の低コストインデックスは年0.1%前後なのに対し、テーマ型・アクティブ投信は年1〜2%級も珍しくありません。数値は2026年8月時点の概数(税込)で、変更される場合があります。
| 銘柄 | 中身 | こんな人に |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 全世界の株にまるごと分散。信託報酬は最安級、純資産も国内最大級 | 迷ったらこれ(本命①) |
| eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | 米国の代表約500社に分散。低コストで大人気 | 米国に賭けるなら(本命②) |
| SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド | 中身はバンガードのETF(VOO)。S&P500に連動、コストは互角 | S&P500派で、SBI系が好みの人 |
| SBI・V・全世界株式 | 中身はバンガードのETF(VT)。全世界に分散 | オルカンをSBI・Vで持ちたい人 |
| eMAXIS Slim 先進国株式 | 日本を除く先進国に分散(米国比率が高め) | 新興国を外したい人(上級者向け) |
| ニッセイNASDAQ100 / iFreeNEXT FANG+ | 米ハイテクに集中。値動きが非常に大きい | 初心者は避けてOK(後述) |
結局、初心者が選ぶのは上の2本(eMAXIS Slim のオルカン or S&P500)で決まり。SBI・Vシリーズが好きならそちらでも、実質ほぼ同じです🐾
③ 「SBI・V」と「eMAXIS Slim」どっちがいい?
SBIでよく迷うのがこの2大シリーズ。結論は「ほぼ互角、どちらでもOK」。違いはこれだけです。
| 項目 | eMAXIS Slim三菱UFJ AM | SBI・VシリーズSBIアセット |
|---|---|---|
| 中身の作り方 | 指数に直接連動するように運用 | 中身はバンガードのETF(VOO・VTなど)を通じて連動 |
| 信託報酬 | 最安級(とくにオルカンが低い) | 同じく超低コスト。S&P500はほぼ互角 |
| 純資産・実績 | 国内最大級で安心感が高い | 十分大きい。バンガード好きに人気 |
| 結論 | 迷ったらこちら(とくにオルカン) | S&P500派ならどちらでも好みで |
正直、どちらを選んでも将来のリターンにほとんど差は出ません。細かく悩むより、「eMAXIS Slim オルカン」か「eMAXIS Slim / SBI・V の S&P500」から1本選んで、さっさと積立を始めるほうがずっと大事です🐾
④ クレカ積立でポイントを上乗せ(三井住友カード)
SBIの大きな魅力が「クレカ積立」。三井住友カードで積み立てると、積立額に応じてVポイントがもらえます。現金で積み立てるより確実にお得です。
| カード | 積立時のポイント還元(目安) |
|---|---|
| 三井住友カード(NL・年会費無料) | 0.5%(前年のカード利用が10万円以上の場合。未満は0%) |
| ゴールド(NL) | 最大1.0%(前年100万円以上で1.0%/10万円以上で0.75%) |
| プラチナプリファード | 最大3.0%(前年のカード利用額に応じて。年会費は高め) |
注意点。①NISAのクレカ積立の上限は月10万円まで。②還元率は前年のカード利用額で決まり、2026年3月からはクレカ積立額そのものは「年間利用額」の判定に含まれません(=ふだんの買い物での利用実績が必要)。③還元率・条件は改定されることがあるので、最新は必ず公式で確認を。まずは年会費無料の一般カード(0.5%)で十分。高い年会費を払ってまで上位カードにするかは、ふだんのカード利用額しだいです🐾
さらにSBIには投信マイレージ(投信を保有しているだけでVポイントが少し貯まる制度)もあります。ただしオルカンやS&P500のような超低コスト投信は付与率がごくわずか、または対象外のことも。ポイント目当てで、わざわざ手数料の高い投信を選ぶのは本末転倒です🐾
⑤ 初心者が“選ばなくていい”銘柄
ランキング上位には、目を引く名前の投信も並びます。でも初心者は、次のタイプはいったんスルーでOKです。
- FANG+・NASDAQ100…米ハイテク数十社に集中。伸びる時は大きいが、下がる時も激しい。分散が効かず初心者にはハイリスク
- レバレッジ型(レバナス等)…値動きを2倍などに増幅。長期の積立には不向きで、当サイトは初心者に推奨していません
- テーマ型(AI・半導体・宇宙など)…話題先行で信託報酬が高いものが多く、ブームが去ると低迷しがち
- 毎月分配型…分配金で“もらえた感”はあるが、複利が効かず資産形成には非効率
どれも「絶対ダメ」ではありませんが、資産形成の本体は、あくまでオルカン/S&P500の“ど真ん中”。慣れないうちは寄り道しないのが正解です🐾
よくある質問(猫がお答えします)

S&P500は米国の成長に集中する分、過去の成績はやや高めだったけど、将来もそうとは限らないにゃ。米国の強さを信じられるならS&P500、世界全体に広く乗りたいならオルカンにゃ。
どっちも王道の優等生だから、選んで早く始めることのほうが、どっちを選ぶかよりずっと大事にゃ🐾


だからどっちを選んでもOKにゃ。細かい差を気にして選べないより、どちらか決めて積立を始めるほうが大事にゃ。ちなみに“全世界(オルカン)”で比べると、eMAXIS Slimのほうがわずかに低コストで残高も大きいから無難にゃ🐾


ゴールドやプラチナは還元率が上がるけど、年会費以上に得するかは“ふだんのカード利用額”しだいにゃ。2026年3月から積立額は利用額の判定に入らなくなったから、無理に上位カードを狙う必要はないにゃ。まず無料カードで始めて、必要なら後で見直すで十分にゃ🐾


オルカンやS&P500みたいな超低コスト投信は、ポイントはごくわずか(or対象外)だけど、手数料が安い分トータルで有利にゃ。ポイントで投信を選ぶんじゃなくて、コストの低さで選ぶのが鉄則にゃ🐾

まとめ
- SBI証券でも、買うのは「オルカン」か「S&P500」の2択でOK。難しい銘柄選びはいりません
- 本命は eMAXIS Slim シリーズ(オルカン or S&P500)。SBI・Vシリーズもほぼ互角で、好みで選んでOK
- 信託報酬は年0.1%前後の超低コストを選ぶ。テーマ型・アクティブは桁違いに高いので避ける
- 三井住友カードのクレカ積立でポイントを上乗せ(一般カード0.5%〜、上限は月10万円)。まずは年会費無料カードで十分
- FANG+・NASDAQ100・レバレッジ・毎月分配は初心者向けではない。ど真ん中のインデックスから始めましょう🐾
あわせて読みたい
- 楽天証券のNISAで買うべき投資信託は?楽天証券の方はこちら(対の記事)
- SBI証券 vs 楽天証券 徹底比較【2026年】そもそもどっちの証券会社?
- 新NISAの「クレカ積立」完全ガイドやり方・上限・還元率を詳しく
- オルカン(全世界株式)とは?なぜ“最強”なのか本命①をもっと深く
- S&P500とは?なぜ“最強”なのか徹底解説本命②をもっと深く
- 楽天プラス vs eMAXIS Slim|オルカン・S&P500を“隠れコスト込みの実質コスト”で比較【FP解説】
※本記事は2026年8月時点の一般的な情報提供・考え方の解説であり、特定の投資信託・カード・証券会社の利用や売買を勧誘・保証するものではありません。銘柄名・信託報酬(eMAXIS Slim 全世界株式〈オール・カントリー〉約0.05775%、eMAXIS Slim 米国株式〈S&P500〉約0.09372%、SBI・V・S&P500約0.0938%等・いずれも年・税込の概数)、SBI証券のクレカ積立のポイント還元率(三井住友カード〈NL〉0.5%、ゴールド〈NL〉最大1.0%、プラチナプリファード最大3.0%等・前年のカード利用額等の条件あり/2026年3月以降クレカ積立額は年間利用額の判定対象外)、NISAのクレカ積立上限(月10万円)、投信マイレージ、積立ランキング等は、2026年8月時点の概数・一般的な内容で、各社の改定・キャンペーン・運用状況により変わります。投資信託は元本割れのリスクを伴い、将来のリターンを保証しません。過去の成績は将来を保証しません。当サイトはレバレッジ型・テーマ型・毎月分配型・個別株集中などを初心者に推奨していません。最新かつ正確な情報は各社(SBI証券・三井住友カード・各運用会社)の公式サイトで必ずご確認のうえ、投資判断はご自身の責任で行ってください。

