資産形成に役立つ本15選|投資初心者が読むべきおすすめ書籍をFPが厳選

資産運用・制度比較

「投資を始めたいけど、まず何を読めばいい?」——そんな人に、独立系FPの私(FPねこ)が、資産形成・投資の勉強に本当に役立つ本を15冊厳選しました。数十万円の高額な投資スクールに通わなくても、投資の本質は良書を数冊読めば十分に身につきます。まずはこのリストから、気になった1冊をどうぞ。各書籍のくわしい要約・読みどころは、順次このページから個別記事へリンクしていきます🐾

FPねこが実際に持っている資産形成の本15冊
▲ 実際に私(FPねこ)が持っている15冊。すべて自前の蔵書から、読んだうえで紹介します。

本の選び方・読む順番

  • 最初の1冊は「難しいことはわかりませんが〜」か「ほったらかし投資術」がやさしくおすすめ
  • 続けるメンタルを鍛えるなら「サイコロジー・オブ・マネー」「JUST KEEP BUYING」
  • 理論・王道を深めるなら「インデックス投資は勝者のゲーム」「ウォール街のランダム・ウォーカー」

資産形成に役立つ本15選【一覧】

気になった本のタイトルで検索すれば、書店や電子書籍でも手に入ります。要約記事は順次公開予定です。

インデックス投資は勝者のゲームの表紙1

インデックス投資は勝者のゲーム

ジョン・C・ボーグル

世界初のインデックスファンドを作った“バンガードの創業者”ボーグルが、生涯をかけて説いた王道のバイブル。主張はシンプルで「市場全体を、できるだけ低コストで買い、ひたすら長期保有せよ」。ファンドの手数料や売買のたびのコストが、長い年月で複利の足を引っ張り、リターンを大きく削る——その“コストの魔物”を、データと辛口の語り口で容赦なく暴きます。派手な銘柄選びやタイミング投資を追いかけるほど、平均(オルカン/S&P500)に負けていく。なぜ普通の人こそ市場平均を買うのが最も賢いのか、その理由が芯から腹落ちする一冊です。

📖 こんな人に:投資の“結論”を最短で知りたい人

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ウォール街のランダム・ウォーカーの表紙2

ウォール街のランダム・ウォーカー

バートン・マルキール

1973年の初版から半世紀、版を重ね続ける投資本の超ロングセラー。中心にあるのは「株価の短期的な動きはコイン投げのようにランダムで、誰にも予測できない」という考え方です。チャート分析や経済予測で“次の動き”を当てようとする手法を一つひとつ検証し、その多くが当てにならないことを示していきます。だからこそ結論は明快——当てにいくより、市場全体に広く分散して低コストで持ち続けるインデックス投資が合理的。バブルの歴史から最新の投資テーマまで網羅した、理論派のための定番教科書です。

📖 こんな人に:理論的な裏づけまで理解したい人

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敗者のゲームの表紙3

敗者のゲーム

チャールズ・エリス

テニスでアマチュアが勝つのは“自分のミスを減らした人”——この比喩を投資にあてはめ、「投資は良い手を打つより、大きなミスをしない人が勝つ“敗者のゲーム”だ」と説きます。プロのファンドマネジャーですら市場平均に勝ち続けるのは至難。ならば一般の私たちは、無理に勝とうとせず“負けない”インデックス戦略を淡々と続けるのが正解だと教えてくれます。薄くて文章も平易なので数時間で読み切れるのに、読後の納得感は抜群。投資で焦って動きたくなったときに読み返したい、お守りのような名著です。

📖 こんな人に:“勝とう”として失敗しがちな人

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投資の大原則の表紙4

投資の大原則

バートン・マルキール&チャールズ・エリス

上で紹介した二大名著『ランダム・ウォーカー』と『敗者のゲーム』、その著者2人が手を組んで「結局これだけやればいい」を凝縮した、ぜいたくな入門書です。分散する・コストを抑える・税制優遇口座を使う・感情で売買せず自動で積み立てる——普遍の原則が、ムダなくコンパクトにまとまっています。2冊の大著を読む時間がない人でも、これ一冊でエッセンスをまるごと吸収できる“要点だけの決定版”。最初に読んでも、復習に読んでも効く一冊です。

📖 こんな人に:名著のエッセンスを手早く

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サイコロジー・オブ・マネーの表紙5

サイコロジー・オブ・マネー

モーガン・ハウセル

「お金で成功できるかどうかは、頭の良さではなく“行動と心理”で決まる」——そう言い切る世界的ベストセラー。20の短い物語を通して、お金にまつわる人間の心のクセを描きます。コツコツ貯めた普通の人が大きな資産を残し、高収入のエリートが破産する。その分かれ目はどこにあるのか。リターンより“市場に居続けること”がいかに大切かを教えてくれます。数式やチャートはほとんど出てこず、読み物として一気に読めるのに、投資との向き合い方が静かに変わる。テクニックの前に“心構え”を整えたい人に最適です。

📖 こんな人に:投資テクニックより“続ける心”を学びたい人

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JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則の表紙6

JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

ニック・マジューリ

タイトルの通り「ただ買い続けろ(JUST KEEP BUYING)」を、感覚論ではなく徹底したデータ分析で証明していく一冊。著者は元データサイエンティストです。「まとまったお金は一括投資すべき?それとも分けて積み立て?」「いくら貯めて、いくら使っていい?」「下落が怖いときどうする?」——誰もがモヤモヤする疑問に、過去データを根拠にした明快な“答え”を返してくれます。貯蓄と投資のバランス、収入を増やす考え方まで網羅。なんとなくではなく、数字で背中を押されたい人にぴったりです。

📖 こんな人に:感覚でなくデータで納得したい人

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ほったらかし投資術の表紙7

ほったらかし投資術

山崎元・水瀬ケンイチ

「オルカンなどの低コスト投信を、新NISAで積み立てて、あとはほったらかし」——日本のインデックス投資を語るうえで外せない、実践マニュアルの定番です。辛口で知られる経済評論家・山崎元さんと、長年の個人投資家ブロガー・水瀬ケンイチさんのコンビが、証券口座の選び方から具体的な商品名、生活防衛資金の考え方、老後の取り崩し方まで、迷わないレベルまで落とし込んで解説します。新NISAにも対応済みで、読んだその日から手を動かせる実用性が魅力。「理屈はいいから、何をどう買えばいいか教えて」という人の決定版です。

📖 こんな人に:今すぐ日本で実践したい人

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難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてくださいの表紙8

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください

山崎元・大橋弘祐

「投資って言葉を聞くだけで身構えてしまう」——そんな超初心者のために、お金の知識ゼロの聞き手が、辛口の専門家・山崎元さんに素朴な疑問をぶつけていく対話形式の入門書です。保険・銀行・証券の窓口で勧められる商品の“ウラ側”もズバッと斬りつつ、結論は一貫して「手数料の安いインデックスファンドを1本、コツコツ買えばいい」。難しい専門用語はとことん噛み砕かれ、笑いながらスラスラ読めるのに、終わるころには“何を買えばいいか”が分かっている。投資の「最初の1冊」として一番に挙げたい良書です。

📖 こんな人に:とにかくやさしい入門書がほしい人

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ジェイソン流お金の増やし方の表紙9

ジェイソン流お金の増やし方

厚切りジェイソン

「Why Japanese people!?」でおなじみのお笑い芸人にして、IT企業の役員でもある厚切りジェイソンさんが、自身の“倹約+投資”の哲学を語った一冊。軸は2つだけ。徹底的にムダな支出を削り、浮いたお金を米国株インデックス(VTIなど)に淡々と積み立てる。コンビニや自販機を使わない、といった等身大の節約術もたっぷりで、「お金を貯める→投資に回す」の流れが具体的にイメージできます。投資を“特別なこと”ではなく“生活習慣”として根づかせたい人に、明るく背中を押してくれる本です。

📖 こんな人に:節約と投資をセットで学びたい人

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お金が増える 米国株超楽ちん投資術の表紙10

お金が増える 米国株超楽ちん投資術

たぱぞう

米国株投資の人気ブロガー・たぱぞうさんが、米国株とETFを使った資産形成を、初心者向けにとことん噛み砕いて解説した一冊です。なぜ世界の中心であり続ける米国の株式に投資妙味があるのか、S&P500に連動するETFやVTI、高配当ETFはどう違い、どう選べばいいのか——図解も交えながら、“楽ちん”に続けられる王道の形を示してくれます。オルカン(全世界)か米国集中か、で迷っている人にとって、米国株という選択肢のメリットと注意点を整理する助けになります。

📖 こんな人に:米国株インデックスを知りたい人

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株式投資の未来の表紙11

株式投資の未来

ジェレミー・シーゲル

「これから伸びる成長株を買えば儲かる」という直感は、実は落とし穴——という“成長の罠”を、膨大な長期データで突きつける名著です。ハイテクや新興企業のような派手な成長株より、生活必需品やたばこのような“地味だが高配当で増配を続ける優良株”を、配当を再投資しながら長期保有したほうが、最終的なリターンは大きかった。著者はその事実を、半世紀以上のデータで淡々と証明します。やや読み応えはありますが、長期投資と配当再投資の威力を根っこから理解したい人にとって、価値観が変わる一冊です。

📖 こんな人に:高配当・長期投資の根拠を知りたい人

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バビロン大富豪の教えの表紙12

バビロン大富豪の教え

ジョージ・S・クレイソン

100年近く前に書かれ、今も読み継がれるお金の“原典”。古代都市バビロンを舞台にした物語形式で、時代が変わっても色あせない蓄財の知恵を授けてくれます。「収入の10分の1を、まず自分のために貯めよ」「欲望に優先順位をつけよ」「貯めたお金に働かせよ」——語られる7つの教えは、どれも投資以前の“お金の土台”そのもの。物語仕立てで一気に読め、マンガ版も大ヒット。何から始めればいいか分からない人が、お金との付き合い方の“型”を身につける最初の一冊に最適です。

📖 こんな人に:お金の基礎の“型”を身につけたい人

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マネーの公理の表紙13

マネーの公理

マックス・ギュンター

金融大国スイスの投資家たちのあいだで受け継がれてきた、12の「公理」と16の「副公理」をまとめた異色の一冊。リスクとどう向き合うか、いつ利益を確定し、いつ損切りするか——相場の“心理”と“引き際”の哲学が語られます。「分散しすぎるな」など、当サイトが王道とするインデックス投資(広く分散・長期保有)とは方向性の違う主張も含まれるので、これは“答え”ではなく投資家心理を考える読み物として楽しむのがおすすめ。なぜ人は高値で買い、安値で売ってしまうのか。自分の心のクセを客観視するきっかけをくれます。

📖 こんな人に:リスクと相場心理を深く考えたい人

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THE WEALTH LADDER(ウェルス・ラダー)の表紙14

THE WEALTH LADDER(ウェルス・ラダー)

ニック・マジューリ

『JUST KEEP BUYING』の著者マジューリによる話題作。資産額には“階段(ラダー)”があり、ステージが上がるごとに最適なお金の戦略は変わる——という新しい視点を提示します。資産が少ないうちは「収入を増やすこと」が最優先だが、資産が育ってくると「上手に運用し、減らさないこと」へと重心が移っていく。各ステージで何に集中すべきかが、データとともに整理されています。「自分は今どの段階にいて、次に何をすべきか」を客観的に把握したい人に、現在地と次の一歩を示してくれる地図のような一冊です。

📖 こんな人に:資産ステージ別の戦略を知りたい人

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お金のむこうに人がいるの表紙15

お金のむこうに人がいる

田内学

元ゴールドマン・サックスのトレーダーである著者が、「お金とは何か」をやさしく問い直す、一風変わったお金の本。増やし方やリターンのテクニックではなく、「お金を払うと、その向こうには必ず働く“誰か”がいる」「社会全体で見れば、お金は消えずにめぐっている」といった、お金の“本質”そのものに光を当てます。読むうちに、お金は目的ではなく、人や社会とつながるための道具だと気づかされ、“何のために資産を増やすのか”という根っこの問いが見えてくる。数字に疲れたときに効く、視野が広がる一冊です。

📖 こんな人に:お金の意味を根っこから考えたい人

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まとめ|高額スクールより、まず良書を数冊

投資の知識は、数十万円のスクールに払わなくても、この15冊のうち数冊を読めば十分に身につきます。浮いたお金こそ、新NISAの元手に。本で学び、淡々と積み立てる——これが遠回りなようで、いちばんの近道です🐾

🐾 本で学んだら、実践は新NISAで

知識を入れたら、あとは行動あるのみ。新NISAでオルカン/S&P500を積み立てるだけで、本で学んだ「長期・分散・低コスト」を実践できます。始め方やおすすめ商品は新NISA完全ガイドへ。迷ったら無料でFPねこに相談も。

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