気に入った部屋が見つかって、いざ申し込み。ここで多くの人が不安になるのが「入居審査に通るかどうか」です。とくに過去にクレジットカードや携帯代の支払いが遅れたことがある人、フリーランスや無職の人は、ドキドキしますよね。
でも、審査の仕組みを知れば、ぐっと通りやすくなります。ポイントは「家賃保証会社には種類があり、審査の基準がまったく違う」こと。ここを理解しているかどうかで、結果が変わることもあるのです。
この記事では、保証会社の4タイプ、審査に通る収入の目安、落ちる人の特徴、そしてもし落ちてしまったときに取るべき手まで整理します。不安をあおって高いサービスに誘導するような話は一切しません——正しい知識だけをお伝えします🐾
先に結論
- ◎審査に通る収入の目安は「家賃が手取り月収の3分の1以内」。ここを超えると、途端に審査は厳しくなります。物件選びの段階で意識しましょう
- ◎保証会社には信用情報を「見るタイプ」と「見ないタイプ」がある。クレカ・携帯分割の滞納で落ちるのは、信用情報を照会する“信販系”。信用情報を見ない“独立系”なら通る可能性があります
- ◎落ちても、あきらめる必要はありません。タイプの違う保証会社の物件で再申込する・家賃を下げる・UR賃貸(保証会社不要)を選ぶなど、打つ手は残っています
- △無職・フリーランス・年金生活でも通ります。ただし「家賃を払い続けられる」ことを、預貯金残高や書類で示す工夫が必要です
- ✕収入の偽装や、いわゆる“アリバイ会社”の利用は絶対にダメ。発覚すれば契約解除、それ自体が違法にもなりえます。正攻法が結局いちばん確実です
① そもそも「保証会社」って何をする会社?
昔は賃貸を借りるとき、親や親戚に「連帯保証人」を頼むのが普通でした。でも今は「家賃保証会社」への加入が必須の物件が大多数です。
保証会社の役割はシンプルで、あなたが万が一家賃を払えなくなったとき、代わりに大家さんへ立て替えること。その保険料として、あなたは初回に家賃の0.5〜1か月分程度、その後は年1万円程度の保証料を払います。
大家さんからすれば「家賃を取りっぱぐれない安心」が買える仕組み。だからこそ「この人はちゃんと家賃を払い続けられるか」を審査する——これが入居審査の正体です。審査しているのは大家さんではなく、多くの場合この保証会社だと知っておきましょう。
② 【最重要】保証会社は4タイプ。審査基準がまるで違う
ここが、この記事でいちばん大事なところです。ひとくちに「保証会社」と言っても、大きく4つのタイプがあり、「信用情報を見るかどうか」が決定的に違います。
| タイプ | 審査の厳しさ | 信用情報(CIC等) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 信販系 | いちばん厳しい | 見る | クレジットカード会社系。クレカ・携帯分割の滞納で落ちやすい |
| LICC系 | 中くらい | 協会内で共有 | 業界団体に加盟。過去にこの系列で滞納すると影響が残る(契約後も約5年) |
| CGO系 | やや通りやすい | 独自審査 | 会社ごとに基準が違う。A社で落ちてもB社で通ることも |
| 独立系 | いちばん通りやすい | 見ない | 他機関と情報連携なし。いわゆるブラックでも通る余地がある |
ここがポイント。「クレカを滞納したから、賃貸も無理かも…」と思っている人でも、信用情報を見ない独立系の保証会社を使う物件なら、あっさり通ることがあります。逆に、信用情報にまったく傷がなくても、収入と家賃のバランスが悪ければ、独立系でも落ちます。
つまり戦い方はこうです:自分の弱点が「信用情報の傷(過去の滞納)」なら、信販系を避けて独立系の物件を狙う。弱点が「収入の低さ・不安定さ」なら、家賃を下げて“手取りの3分の1以内”に収める。どのタイプの保証会社かは、不動産会社に聞けば教えてくれます。
③ 審査に通る収入の目安──「家賃は手取りの3分の1以内」
タイプに関係なく、すべての保証会社が見る共通のポイントがあります。それが収入と家賃のバランスです。
目安は明確で、家賃が月の手取り収入の3分の1を超えると、審査は一気に厳しくなります。これを超えると「生活が苦しくなって、家賃を滞納するリスクが高い」と判断されるからです。
| 手取り月収 | 無理なく通りやすい家賃(3分の1) |
|---|---|
| 18万円 | 約6万円まで |
| 24万円 | 約8万円まで |
| 30万円 | 約10万円まで |
| 45万円 | 約15万円まで |
もし「気に入った部屋の家賃が、手取りの3分の1を超えている」なら、審査以前に家計として無理がある可能性が高いです。当サイトの立場としては、そもそも家賃を下げることをおすすめします。家賃は毎月の固定費で、一度上げると下げにくい“重い支出”。ここを抑えるのが、お金を貯める最短ルートだからです🐾

いちばん強いのは預貯金残高にゃ。「貯金が◯百万円あります」と通帳のコピーを出すと、収入が少なめでも「しばらくは問題なく払える」と判断されやすいにゃ(預貯金審査というにゃ)。
あとは収入のある家族に契約者になってもらう・緊急連絡先をしっかりした人にするのも効くにゃ。
でも正直に言うと、家計的にはやっぱり家賃を下げるのがいちばんにゃ。審査に通っても、毎月カツカツだと意味がないからにゃ🐾

④ 審査に落ちる人の主な特徴
落ちる理由は、だいたい次のどれかに当てはまります。自分に心当たりがないかチェックしてみてください。
- ① 家賃が収入に対して高すぎる…前述の「手取りの3分の1」を超えているパターン。いちばん多い落ちる理由です
- ② 信用情報に傷がある(信販系のみ)…クレジットカード・携帯電話の分割・奨学金・カードローンの滞納など。信用情報は完済しても5〜10年は記録が残ります。ただしこれが響くのは信販系だけです
- ③ 職業・雇用が不安定と見られる…フリーランス・日雇い・水商売・無職など。収入の“安定性”に不安を持たれやすい属性です(対策は次章で)
- ④ 申込書の不備・虚偽…記入ミス、空欄、勤務先の電話がつながらない等。虚偽は一発アウト。正確に書くだけで防げます
- ⑤ 本人確認の電話に出ない…審査中、保証会社から本人や緊急連絡先に確認の電話が来ることがあります。知らない番号でも出る、緊急連絡先の人に事前に一言伝えておくのが大事です
⑤ 無職・フリーランス・年金生活でも通すには
「安定収入がない=借りられない」と思われがちですが、そんなことはありません。ポイントは「家賃を払い続けられることを、収入以外で証明する」ことです。
| 状況 | 効く対策 | 補足 |
|---|---|---|
| 無職・求職中 | 預貯金残高の提示/内定通知書 | 「当面の家賃は貯金でまかなえる」と示す |
| フリーランス | 確定申告書・課税証明書 | 収入の“実績”を書面で見せる |
| 年金生活者 | 年金額の分かる書類+預貯金 | 年金は安定収入として評価される |
| 共通で効く | 収入のある家族が契約者になる | 本人は同居人になる形 |
| 共通で効く | 独立系の保証会社の物件を選ぶ | 信用情報や属性に比較的寛容 |
いちばん汎用的に効くのは「預貯金残高を見せる」ことです。たとえ今の収入が少なくても、「2年分の家賃くらいは貯金がある」と示せれば、保証会社の不安はぐっと下がります。収入の“フロー”が弱いなら、資産の“ストック”で補う——これが基本戦略です🐾
⑥ もし審査に落ちたら
落ちてしまっても、まだ道はあります。落ち着いて、次の手を順番に検討しましょう。
- ① タイプの違う保証会社の物件で再申込する…これがいちばん効く手です。信販系で落ちたなら、独立系の保証会社を使っている物件を不動産会社に探してもらいましょう。「別の保証会社は使えますか?」と聞くだけです
- ② 家賃の安い物件に変える…収入とのバランスが原因なら、手取りの3分の1以内に収まる物件に切り替えます
- ③ UR賃貸を検討する…UR(都市再生機構)の賃貸は、そもそも保証会社が不要。礼金・仲介手数料・更新料もかかりません。一定の収入基準はありますが、信用情報は問われません
- ④ 連帯保証人で契約できる物件を探す…数は減りましたが、保証会社ではなく連帯保証人でOKの物件もまだあります
- ⑤ 家族名義で契約する…収入のある家族に契約者になってもらい、自分は同居人になる方法です
絶対にやってはいけないこと:収入や勤務先を偽ること、いわゆる「アリバイ会社(在籍や収入を偽装する業者)」を使うことです。発覚すれば契約解除になりますし、そうした偽装は詐欺にあたりえます。目先の審査を通すために、はるかに大きなリスクを背負うことになります。遠回りに見えても、正攻法がいちばん確実で安全です。

だから「なぜ落ちたか」を問い詰めるより、次の一手に進むほうが早いにゃ。心当たりが信用情報なら独立系へ、収入なら家賃を下げる——原因を自分で推測して動くのがコツにゃ。
ちなみに自分の信用情報は、CICなどに開示請求すれば1,000円くらいで確認できるにゃ。不安な人は先に見ておくと安心だにゃ🐾

⑦ 審査にかかる日数と、当日の流れ
審査にかかる時間の目安も知っておきましょう。だいたい最短即日〜3営業日が一般的です。
| 属性 | 審査日数の目安 |
|---|---|
| 会社員・学生 | 約1〜2日 |
| 自営業・フリーランス | 約2〜4日 |
| 無職・求職中 | 約2〜5日 |
ただし1〜3月の引っ越しシーズンや大型連休は、1週間以上かかることもあります。また書類に不備があると、その確認で必ず延びます。提出書類は最初から完璧にそろえるのが、結果的にいちばんの近道です。
審査中は本人確認や在籍確認の電話が来ることがあります。知らない番号でも出ること、緊急連絡先に頼む人には「審査で電話が行くかも」と一言伝えておくこと。この2つを忘れずに🐾
よくある質問(猫がお答えします)

クレカの滞納が響くのはCICやJICCを照会する“信販系”の保証会社だけにゃ。“独立系”は信用情報を見ないから、過去に滞納があってもそこは審査で問われないにゃ。
だから不動産会社に「独立系の保証会社が使える物件はありますか?」と聞いてみるといいにゃ。1社落ちても、あきらめる必要はまったくないにゃ🐾


保証会社は「家賃を払い続けられるか(お金の面)」を見るにゃ。大家さんは「トラブルを起こさない人か(人柄・マナーの面)」を見ることが多いにゃ。
だから内見や申込のときの態度・身なりも、実は見られているにゃ。清潔感のある服装で、あいさつをきちんと——当たり前だけど、これが意外と効くにゃ🐾


どちらもスマホやネットから開示請求ができて、手数料は1,000円くらいにゃ。過去の滞納が記録に残っているか、いつ消えるかを自分の目で確認できるにゃ。
賃貸の審査が不安な人や、「昔ちょっと滞納したかも…」という心当たりがある人は、申し込む前に一度見ておくと、信販系を避けるべきかどうか判断できるにゃ🐾


でも今は保証会社必須の物件が大多数だから、避けにくいのが現実にゃ。
どうしても払いたくないなら、UR賃貸(保証会社不要)や連帯保証人でOKの物件を探す手はあるにゃ。ただし選択肢は狭くなるから、そこは天秤にかけてにゃ🐾


保証会社は在籍確認の電話をかけたり、書類の提出を求めたりするから、盛った内容はけっこうバレるにゃ。バレたらその場で審査落ちだし、契約後に発覚したら契約解除もありえるにゃ。
“アリバイ会社”みたいな偽装業者を使うのも詐欺になりえて超危険にゃ。
収入が足りないなら、盛るんじゃなくて「預貯金を見せる」「家賃を下げる」「独立系を選ぶ」——正攻法のほうが、結局ずっと確実で安全にゃ🐾

まとめ
- 入居審査の主役は「家賃保証会社」。信販系・LICC系・CGO系・独立系の4タイプがあり、信用情報を見るかどうかがまるで違います
- クレカ・携帯分割の滞納で落ちるのは、信用情報を見る“信販系”だけ。“独立系”は信用情報を見ないので、過去に傷があっても通る可能性があります
- 通る収入の目安は「家賃が手取り月収の3分の1以内」。ここを超えると審査は厳しくなり、そもそも家計的にも重くなります
- 無職・フリーランス・年金生活でも通ります。カギは預貯金残高を見せるなど「払い続けられる証明」。ストックでフローの弱さを補うのが基本です
- 落ちても、タイプの違う保証会社・家賃の安い物件・UR賃貸(保証会社不要)など打つ手はあります。「別の保証会社は使えますか?」の一言から
- 収入の偽装やアリバイ会社は絶対にNG。発覚すれば契約解除・詐欺のリスク。正攻法がいちばん確実で安全です🐾
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※本記事は2026年7月時点の一般的な情報提供です。家賃保証会社の分類(信販系・LICC系・CGO系・独立系)および審査の特徴・難易度、信用情報機関(CIC・JICC等)の照会有無は、業界の一般的な傾向をまとめたものであり、各保証会社によって審査基準・運用は異なります。「家賃は手取り月収の3分の1以内」「信用情報は完済後も5〜10年程度記録が残る」「審査日数は最短即日〜3営業日程度」等の記述は一般的な目安であり、個々の状況・保証会社・時期により大きく異なります。審査の可否・基準は各社が個別に判断するもので、本記事は特定の物件・保証会社の審査通過を保証するものではありません。信用情報の開示手数料等は各機関の定めによります。収入・勤務先等の虚偽申告や在籍・収入を偽装するサービスの利用は、契約解除の事由となるほか、詐欺罪等に問われる可能性がある違法行為です。本記事はこれらを推奨するものではなく、正当な方法による審査対策のみを解説しています。具体的な物件・契約・審査については、不動産会社や各保証会社にご確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。

